English Camp 3日目

2019年7月29日

  昨夜、生徒たちは風呂上がりにプレゼンテーションの準備をしていました。2日目は1日中英語を使っていたのにも関わらず、夕飯後にもなるべく英語で話そうとする姿が至る所で見られました。お風呂場で落とし物を見つけた生徒は”this, two floor, watch”と辞書で調べて時間をかけながら一生懸命説明していました。私たち教師が英語を使うように言ったり、プレゼンテーションの準備をしたりしておくように言ったわけではないのに、自分たちの時間を使って英語を学習する前向きな姿勢が見られました。日本語をしゃべってしまえばすぐですが、それをしなくなった生徒たちの姿はこちらも感動するものがありました。

 

  本日は最終日のため、朝食前に部屋の片づけと荷物の整理をすべて済ませる予定でした。しかし、一部の生徒は夜に緊張感を持って頑張りすぎたのか朝は起きるのに時間がかかったり、荷物の整理がしきれなかったりしていました。忘れ物が多く、電気・冷房・窓の戸締り・ごみの処理など生活面での課題がみられました。一方で、昨夜の緊張感を保ったまま身の回りの支度を素早く済ませるだけでなく、英語を使おうと引き続き努力する生徒もいました。

 

  朝食後はいよいよ成果発表のクラス内プレゼンテーションでした。各クラス1組の代表がそこで選出されました。紙を一切持たずにすべて暗記して臨んだグループ、ポスターを用いて発表したグループ、魔女の帽子を作って変装し、踊ったり体を大きく動かしたりしながら発表したグループ、ジェスチャーを多用していたグループがありました。英語をただ話すだけでなく様々な工夫をしながら人に伝える努力が見られました。発表後の先生たちからの講評では、こういった努力を褒めてもらえました。

 

最後に先生たち一人ひとりがこのキャンプを振り返り、コメントをしてくれました。

「この3日間はジェットコースターのようでした。集中力高くなったり、眠かったりアップダウンがありましたが、英語をただ学ぶだけでなく異文化を学ぶことができましたね。先生たちはいろんな国から来ていますが、英語があるからコミュニケーションがとれたんですよ。だから英語は必要な言語なんですよ。君たちはyoutubeなど英語を学ぶツールがたくさんある時代に生きていてラッキーだということを忘れないでください。」

「正直なことを言うと、今回のグループはイングリッシュキャンプに来るレベルに達してなかったかもしれない。それでもよく頑張っていましたね。今後は英語で漫画をよんだりアニメ見たりして英語を趣味のひとつにするのもいいかもしれません。」

「たくさん楽しそうに外で遊んでいましたね。そのエネルギーをもう少し学習に向けるとよくなると思います。10分でもいいから毎日少しずつ英語に触れるといいと思います。」

「僕のクラスは君たちにとって少しハードルが高い部分もありましたが、ハードルを乗り越えましたね。今日のクラス内発表ではすべてのグループが紙を見ずに発表できました。この2日間で新しく学んだ単語を発表に用いているところを見ることができてうれしかったです。外でのドッジボールもたのしかったですね。英語は難しく怖い部分も最初はありますが、勉強すればするほど簡単になります。そして将来必ず役立ちます。頑張ってね。」

「スポーツが得意な子たちもたくさんいましたね。とても積極的でした。」

『朝食を一緒に食べてるときに私が「いつも朝食では何を食べてるの?」と尋ねたところ、「先生はどうですか?」と質問をし返してくれました。すごく驚きました。「恥ずかしがらない」ということを忘れないでください。英語は難しいかもしれない。でも、楽しめば難しくなんかない。英語は楽しい。それを言い続けましょう。』

 

  そして最後に終了証書を各クラスの先生から受け取り、個別にコメントをもらっていました。先生たちからのメッセージはこの3日間のイングリッシュキャンプを物語っています。ぜひこの経験を生かし、普段の生活に戻っても英語を楽しみながら英語に向き合ってほしいと願っています。