カナダセミナー第11日目
カナダセミナー第11日目、いよいよカナダエアドリーでの出発の日の朝を迎えました。
セミナー参加者たちは、午前8時45分に学校に集合し、ホストファミリーともお別れの時間となりました。ホストファミリーとは、セミナー出発前から事前にメールで連絡を取り合い、今後もメール等を通じてお互いの関係が続くことを知っています。そのため今年は大粒の涙を長時間流している生徒はそれほど多くは見られませんでした。SNS等の発達により、国と国の距離感、そして時代も大きく様変わりしてきているようです。
今年のカナダセミナーは、参加生徒のほぼ半数が中学2年生となりました。そのためカナダでの日常会話や授業中のリスニング力の点で、一抹の不安を抱えていました。しかし、現地での生活が二、三日もすると、中学2年生と言えども、皆一様に“何を言っているのかはほぼ理解できる”手ごたえが出てきたようでした。
また日本文化のプレゼンテーションやスキット(寸劇)の発表では、各自が準備した原稿に含まれる語彙、文法レベルは高校1年のレベルを明らかに超える箇所も多くあったはずです。主体性を持って意欲的、積極的に英語学習に挑んでくれたセミナーの参加者たちの姿勢には、毎日感心するばかりでした。
今回のカナダセミナーを通じて、セミナーの参加者の一人一人が、カナダを初めとする多くの国々の歴史や文化、風習などに、更に興味を持つきっかけとなってくれれば幸いです。
そして今後の授業や海外セミナーを初めとする学園生活の中で、“英語を正確に伝え、積極的にコミュニケーションを図る”ことの大切さを意識しながら、英語学習に挑んでくれることを心より願っています。