脱!使い捨てプラスチック ~ラボ弁編~

2021年3月28日

 皆さんは、地球環境についてどのようにお考えでしょうか。地球温暖化や酸性雨など、昔から話題になっていることはたくさんありますが、近年、新たな問題、「プラスチックごみ」について世界中で多くの取り組みが始まりました。それでもまだプラスチックごみの脅威はあまり浸透していないように感じます。「海の生き物に影響がある」、その程度だとお考えの人も多いかもしれません。しかし、実際にはまわりまわって人間の生活にも、陸の生物にも大きな影響を及ぼしています。プラスチックの何が問題なのか。それは、①製造過程で大量の二酸化炭素を放出する②廃棄の際にも大量の二酸化炭素を排出する③一度つくると自然界で分解されない、などさまざまです。

 世界中で、レジ袋の大幅削減の取り組みがなされている今、私たちにできることをひとつずつ実行していく必要があります。SDGsのパートナーシップ校である湘南学園も、身近なところから「使い捨てプラスチック」をなくしていく取り組みを始めました。まず第一弾が、ラボ弁当の容器のリユース化です。カフェテリアの方々にご協力を得て、使い捨てプラスチックだったお弁当の容器を、リユース式に替えていただきました。これに伴い、教員向けのプラスチックごみ問題について考える勉強会を開催しました。多くの先生が参加し、いろいろな感想や意見が挙がりました。プラスチックごみ問題について学校としてどんなことに取り組んでいけるのか。未来を生きる今の子供たちのために、我々教員には何ができるのか、自分ごととして捉える大切さを学ぶ機会となりました。今後もラボ弁だけでなく、脱使い捨てプラスチックを目指し、取り組みを続けていく所存です。