忘れないで…と語りかけてくる展示品

2022年11月9日

研修旅行2日目、約50人の中学3年生が、美しい福山郊外の里にあるホロコースト記念館を訪れました。暗く恐ろしい出来事を伝える展示館にしては、とても明るくやさしい気持ちになれる場所。世界各地にあるホロコースト展示館は、恐ろしすぎて子どもはいれないところがあるけれど、ここは「たくさんの子どもたちにきて欲しい」と。

アンネ・フランクは「…戦争の責任は一部の政治家や資本家だけにあるのではありません。責任は名も無き一般の人々にもあるのです。」と書いています。たくさんの人たちの無関心と、思考停止が、600万人もの大量虐殺を可能にしてしまった。
庭に咲いていたアンネの薔薇たちが、苦しさと、もやもやをかかえながらガイドスタッフの話を聞いていた生徒たちを出迎えてくれた。