はじまりました!ESDツアー2023in岐阜県・石徹白(いとしろ)

2023年7月27日


名古屋から在来線を乗り継ぎ、美濃太田に着くと、長良川鉄道の愛らしい車両が待っていました。美しい風景を眺めながら、列車に揺られること2時間半、終着点・北濃(ほくのう)駅に到着。そこからさらに車で30分、かつて福井と岐阜の県境だった峠を越えると、山間の集落が白鳥町・石徹白です。

今回の旅は、樹齢千年ともいわれる杉の巨木に囲まれた、白山信仰の中心である白山中居神社から始まりました。
 
石徹白は、縄文時代から人々が生活していたとされていますが、小さな村ながらも、すでに奈良時代には白山信仰が広がり、多くの修験者の出入りで栄えた場所。

樹齢1000年ともいわれる杉の巨木たちが、神社全体に気持ちのいい日陰をつくり、広々とした境内を流れる石徹白川支流の川面には、広葉樹が美しい緑陰を落としていました。まさに、ここが石徹白の魂の拠点・・・神々しさに圧倒されながらも、メンバーたちは、すかさず冷たい流れへ・・・しばし戯れていました。

高度成長期、1200人を超えていた人口は、224人。ずいぶんと減ってしまったが、2016年以降、石徹白への移住者の増加とともに、小学生人口は約5倍に。現在、19名の乳幼児を含めると、人口の15%が小学生以下の子どもたちだ。日本全体で見ると、小学生以下の人口率は12%弱なので・・スゴイことではないか?!
 
明日は、地域活性化への一つの重要なKeyとなった小水力発電と、そうした石徹白の持続可能性に惹かれて移住を決めた人々の生き方・その視点に触れる時間がたっぷりとある。午後には、みんなが待ちに待った川遊びだ。