カナダセミナー9日目の報告

2023年7月29日

 今朝はまず、コーディネイターのマシュー先生から、今日1日の行程について以下の説明がありました。

 

1、9:30まではプレゼンの練習をする。

2、9:30に地元ラジオ局に向けて歩いて出発する。20分ぐらいかかるが、持ち物は、水とカメラだけでよい。

3、ラジオ局から歩いて帰ってきたら、11:00にバスでカルガリーの素晴らしい Central Library に向かう。(マシュー先生は、その図書館が本当に大好き!)そこでは部屋を借りてあり、そこでプレゼンテーションを行う。

4、プレゼンを図書館で行った後、Studio Bell National Music Centre と呼ばれる音楽博物館に行く。

5、音楽博物館を見学した後、カルガリーのダウンタウンに行って買い物をする。

6、16:00にバスに乗り込み、エアドリーに帰って来る。

 実は、とても嬉しいことに、生徒達は、このような説明をもう通訳なしに理解出来るようになっているんですよ。子ども達の成長ぶりには本当に感心させられます。これも、彼らをカナダセミナーに参加させてくれた保護者の皆様のお陰ですね! これらの説明の後、マシュー先生が、カナダの高校生や僕達湘南学園の教員も含めて、みんなに “What are you grateful for?”「あなたは、何に感謝していますか?(あなたはどんなことを嬉しく思いますか?)」 と尋ねました。これには、I’m grateful for playing basketball. とか、I’m grateful for the Internet. とか、I’m grateful for my dog. とか各々の答えが返って来ました。僕の頭の中では、全く迷わずに I’m grateful for staying in Canada. が思い浮かびました。では、学園生の答えの中でダントツで一番多かった答えはなんでしょうか? それは、I’m grateful for my host family. だったんです。これには胸がジーンときました!

 ラジオ局で実際にスタジオを見せてもらったり、局内を案内して戴いて説明を受けたり、なかなか普段の生活では得られないことを体験した後、バスでカルガリーに向かいました。まず僕達の目の前に立ちはだかったカルガリーの図書館は、超圧巻でした。船の形をしていて、その船底にあたる1階部分に路面電車の線路が敷かれてあり、市内を行き来する3両編成ぐらいの電車がひっきりなしにそこを通行しているんです。それは、1艘の素敵なちょっとした大型客船並みの大きさがあり、中の階段のデザインなどは、まるで客船の中にいるようなものでした。こんなに大きくてしゃれた図書館は日本には決してないでしょうね。そんな中で、生徒達は、日本にいるうちから用意し、こちらに来て現地の先生方や高校生のサポートを戴きながらブラッシュアップしてきたそれぞれのプレゼンを披露しました。ESL初日に練習を始めた時とはうって変わって、みんなもじもじせずに堂々としたプレゼンを披露してくれました。生徒の皆さん、“Good Job!”


 図書館の後は、これも日本にはきっと存在しないであろう音楽博物館に行きました。ここでは、音楽のジャンルの中でも、ロックやポピュラーなどの歴史を感じさせてくれる展示物が飾られていたり、実際のちょっとしたコンサートホールや録音室などが設置されていました。生徒の皆さんはほぼ、こうした音楽に興味を持っているようで、この貴重な機会をとても楽しんでいたようです。


 カルガリーでは、路面電車に乗りましたが、ここでも日本にはない驚くべきことに遭遇しました。この路面電車のダウンタウンを通る約6駅ぐらいの区間は、なんと運賃無料でフリーに乗ることが出来るんです。これにはビックリです! 僕達は、“City Hall「市役所」” という駅から3駅ぐらい路面電車に乗って、カルガリーで2番目か3番目に大きなショッピングモールに行き、そこでお買い物をしてエアドリーに帰って来ました。今日は、初めて目にするものばかりの1日でした。