ESDツアー2日目午後…石徹白っ子たちと川遊び
午後は川へ。サポートしてくれるユルちゃんとチバちゃんはプロのネイチャーガイド。
ライフジャケットを身につけた子どもたちを、天然の流れるプールに誘った。
その先には、そこそこ深い淵あり!岩によじ登り、3mくらいから飛び込む、いきなりの荒技からスタートした。「いちにのさーん!!」で飛び込むと、あとはもうみんな夢中になって泳いだり、飛び込んだり…湘南っ子も石徹白っ子も一緒になって戯れる。暑い日差しの下、冷たい水がほんとうに気持ちいい。
やがて、水遊びから、真剣な漁へ。
豊かな渓流に住むカジカやアジメドジョウを、伏せ網という魚取りの道具で捕まえるのだ。「いた!!」…真っ先に歓声を上げたのは石徹白っ子のGちゃん。小学校5年生だ。
負けじと湘南っ子たちも。水中眼鏡と伏せ網で獲物を追いかけてる。やがて、「獲った!」とMちゃん。そして虫が苦手なUちゃんも、美しいアジメドジョウを捕まえて上機嫌。初めは捕まえられなかったNちゃんも、なかなかの獲物をゲットした✨。
「ちょっとかわいそー」と言いつつも、笹を削って串刺しに。「お命いただきます!ってこういうことだよね」と。
あっという間の3時間…名残惜しくて、ずっといたい場所だった。
両側は豊かな渓畔林。そして、斜面にはオオバギボウシの花があちこちに咲く。川岸の岩が、驚くほどに苔むして美しいのは、上流の山が豊かだから。大雨が降っても、いきなり土砂が流れ込んだりしないので、川岸が削られないからだそうだ。なるほど!知らないことはたくさんあるなぁ。
沢を挟んだ山には、ナラやクルミ、サルナシやコシアブラ、ヤマブドウなど、生き物にも人にも恵みをもたらす。
いつのまにか、石徹白っ子なのか、湘南っ子なのかわからなくなるくらい、みんなほんとに仲良くなった。自然の中でたくさん遊んで、お互い知恵を働かせて楽しむことを学んだのだ。