ESDツアー第二弾 〝自分たちの地域をあきらめない〟岡山県西粟倉村を訪ねる

2023年8月7日

岐阜県・石徹白のツアーに続き、8月1日から3日にかけて、岡山県西粟倉村へのツアーを開催。中高あわせて9名の生徒が参加しました。

1日目は昼過ぎに到着、「百年の森林(もり)構想」を打ち出した、道上前村長を訪ねました。
平成の市町村合併をこばみ、自立の道を選んだ西粟倉村(にしあわくらそん。)。2008年には、森林を生かして循環型経済を築く『百年の森林構想』を 掲げました。 村長ご就任以来、ずっと「出前村長室」を繰り返し、村民の声を聞き続けた道上氏は、「約50年前に、子や孫のためにと、木を植えた人々の想いを大切にしながら、100年先を見据えた」と語られました。

山主から委託された人工林の整備が進むと、従来は捨てられていた間伐材や廃材といった地域の木材を活用し、灯油など外から購入するエネルギーを減らす取り組みも進みました。

参加メンバーたちは、間伐材で作られたという、木の香りいっぱいの役場や図書館を視察後、木質バイオマス発電の施設、木材の集積場を見学。ヒノキのチップの山に癒されています。