ESDツアー西粟倉村…2日目 人を癒す原生林との出会い

2023年8月7日

西粟倉ESDツアー2日目は、早朝から行動✨
6:00過ぎから近くの川に釣りに。まず、水生昆虫を捕まえてからの釣りはとっても難しい💦でもメンバーたちにとっては、水生昆虫を見るのも初めて👀釣れても釣れなくてもいい⁈
宿に帰らず、そのまま朝食。次は、吉井川の源流である若杉原生林へ。西粟倉村の人工林はとても手入れがされていて美しいけれど、原生林の美しさは格別なもの。初めは浮かない顔をしていた虫嫌いの中学2年生たちでも、次第に森の気持ちよさ、心地よさに惹きこまれて…「センセー、湘南学園生たちもこゆとこに毎年来ないとダメよ!」と。
高校生は、森林ガイドの清水さんを囲んで、じっくり植生や生き物について話を聞きながら、中学生たちは、「あっ!すごいキノコがあるぅ」「苔がきれい✨」「アカハライモリ??かっわいい〜」…などなどいろんな発見をしながら、自由に歩いて…

「ここが若杉峠…昔の人たちは、この原生林をぬけて西粟倉から鳥取へ抜けていったんだね〜」とガイドさんが話すと、県境でシャトランが始まった💦😊1分間に何回も鳥取と岡山を行き来しているのだ…さすが中学生。

ブナ、シナノキ、サワグルミ、サルナシ…紅葉したら、秋もきれいだろーなぁなんて話したり、雪の時も来てみたい!なんて。

昔、古くはタタラ場として栄えた西粟倉。そのせいで、ナラやクヌギなどの豊かな広葉樹の森が多く失われ、その後、杉やヒノキが植えられた。しかし、やがて林業が廃れ、高齢化でそうした人工林の森も放って置かれるようになった。しかし、「百年の森林」構想によって、手入れが行き届き、さらに若杉原生林の価値も見直されている。

虫嫌いの子どもたちさえも惹きつける訳は、この森に入ってみないとわからないかもしれない。