西粟倉ESDツアー最終日
最後の日は、みんなで早朝に起きてお散歩。えごま油のおいしいおにぎりの朝ごはんを、それぞれ好きな場所で食べ、10時まで自由な時間を過ごす。
気持ちいい杉板の床に、たっぷりとした木のテーブルにかわいい椅子…そんなロビーでゆっくりと振り返りを行う高校生。
名残惜しそうに宿の前の川で遊ぶ子、今日発表することについてグループで話し合っている子もいる。
ゆったり流れる時間、好きなことを自分ペースでできる時間が、学校にもあったらいいかも…と思わせる光景だった。
今年春から村議会議員となった、元旧学校校長、西粟倉保育園の園長でもあった芦谷村議も来てくださり、これからの西粟倉について、みんなでさまざまな意見を出しあった。
「もっと西粟倉の魅力を伝えて、移住者を増やす。子どもたちにも気に入ってもらえるように、森で遊べる場所を作っては?」
「西粟倉の歴史やそのストーリーをお土産の包み紙にして…」
「タタラ場があったことを、ジブリの映画とも関連させて、もっとアピールしては?」
「原生林にもっとみんなに来てもらって、百年の森林について考えてみるイベントを」
「手入れされた人工林のきれいさを、神奈川県の人にも見てもらって…神奈川の人工林の手入れについても考えてもらう」
「木質バイオマスによる冷房や暖房のこと、他の地域の人にも、もっと知ってもらいたい」
…などなど、2時間あれこれ意見交換した。
最後は、カフェに木工所が併設された「BACE101%・森の学校」へ。
おいしいランチに村の牛乳を使ったデザートまで⁈堪能してから帰路に。ホームまで見送ってくださった、このツアーの協力者の皆さんと、別れを惜しみました。