北里大学の見学をしてきました!

2023年10月10日

本校では、「自分の進路」を考える材料として「中高校生の『見る・聞く・触れるキャンパス』」を企画しています。今回は、北里大学医療衛生学部を訪問し、中高と大学の”学び”の違い、キャンパスの雰囲気を体験してきました。午前中だけでしたが、訪問しなければ分からないことや体験できないことが多く、充実した時間を過ごすことができました。

はじめに、リハビリテーション学科視聴覚機能療法学専攻の半田知也教授から学部の紹介をしていただきました。医療衛生学部で学習した内容が職業と直結しているだけでなく、日常生活でも活用できることなどもお話しいただきました。それぞれ利き手があるように、目にも利き目があることには驚きました。利き目が分かると、相手とうまく話ができるそうです。スポーツでも活かせるようで、大学の学びが日常生活に繋がっていることを実感しました。

その後、動作解析実習室や作業療法学多目的実習室を見学させていただいたり、細胞検査の研究を行っている研究室で正常細胞やがん化した細胞を観察させていただきました。思っていたよりはっきりと染色され、美しい色合いでした。生徒たちも、初めて見る器具や機器類にまだ見ぬ大学生活にワクワクしていたようでした。最後は、学生実習だけでなく北里大学病院の医師研修などもおこなっている、臨床教育研究棟のスキルラボの見学をさせていただきました。このスキルラボはとりわけ実践的でした。例えば、大動脈弁閉鎖不全症を起こしている人の心臓の音を聴診器で聞くことで、心臓病の診断ができるようになるための実習装置や、蘇生法を学ぶための処置室もありました。参加した生徒たちは、積極的に実験装置に触れていました。

医療系の職業に興味があったが、体験することで今の学習を一層頑張ろうと思ったと話をしてくれる生徒や、大学生活だけでなく医療現場で働くイメージも湧いて、参加して良かったと笑顔で帰っていく生徒もいました。天候にも恵まれ、良い時間を過ごすことができました。