「第2回LGBTQ+を知る会」を開催しました
2月13日の放課後のグラウンド。季節外れの暖かさとはいえ、夕方は冷えます。それでも元気な子どもたちの声。この日はジェンダーレスな学校づくりを目標として活動する生徒の自主活動、Over the rainbow project主催の「第2回LGBTQ+を知る会」という学習会でした。ミュータントウェーブを講師に招き、一緒にサッカーを楽しみました。ミュータントウェーブは元なでしこリーグの女子サッカー選手で、現在は「男性」として生き、「ジェンダリスト」として活動するトランスジェンダー3人組です。今回の企画では、ジェンダーやLGBTQ+を身近に感じてもらおうと一緒にサッカーをすることになりました。初めは緊張していた参加者たちでしたが、サッカーを始めるとあっという間に仲良しに。みんなとても楽しそう。やはりスポーツの力は偉大です。人と人をつなぐ魅力があります。
サッカーの後は、いよいよ講演会へ。ジェンダーやLGBTQ+についてのお話を聞きました。4つの性(身体の性・性自認・性表現・性的指向)には、いろいろな方向性があって、男性か女性かという2つだけではないことを丁寧にお話してくださいました。男女に分けるのが前提になっているもの、たとえば「トイレ」。分け方を変えてみるのもいい。使用時の気分に焦点を当てて、ゆっくり落ち着く感じや、反対のにぎやか雰囲気のトイレなどに分けたら・・・もっと多くの人が使いやすくなるかもしれない。もちろん、それに伴うさまざまな問題点は解決しなければなりませんが、「気分」を分け方の軸にするなんて・・・このような柔軟な考え方こそ「多様性」なのかもしれません。
また一緒にスポーツができたらいいですね。つぎはバスケ?野球?ハンドボール??きっと楽しい時間になるはずです。
今回の学習会開催には中学サッカー部のみなさんにご協力いただきました。ありがとうございました。