2023年度 韓国セミナーの報告 その4

2024年3月30日

 お昼ご飯で、おいしいスンドゥブチゲを戴いた後、午後は、今回のセミナーのメインイベントであるテイル外国語高等学校で国際交流を行いました。この学校は、韓国で最も優秀な名門高校の 1 つで、将来のグローバルリーダーの育成を目的として、韓国初の外国語高等学校として1983年に設立された男女共学校です。当初は、富裕層の教育に重点を置くために設立されましたが、時が経つにつれて、韓国の厳選された超難関大学や、アメリカ、イギリス、日本など、外国の有名大学への進学校としての役割が大きくなりました。2008年の大学進学統計によると、この学校は、韓国の各種高等学校約2200校のうち、韓国の三大国立大学(ソウル大学・延世大学・高麗大学)に最も多く入学した生徒数(計248人)を記録しました。現在でも、外国語高等学校としては、韓国でナンバーワン、全ての高等学校の中でも、韓国でトップ10に入る超進学校です。この日は、たまたま、日本の東大にあたる韓国ナンバーワンの国立大学であるソウル大学と、日本の関西トップ私立大学(関関同立)の1つである立命館大学に進学したテイル日本語学科の卒業生2名が母国を訪れており、私達は、彼らと会って話をすることが出来ました。

 

 テイル外国語高等学校は、入学した生徒は、英語の他に第二外国語として、フランス語・ドイツ語・スペイン語・ロシア語・イタリア語・中国語・日本語のうち、どれか1カ国語を選択し、これらの言語科目の授業を週に7時間ずつ受けており、放課後は、全員が夜の10時まで学校で自習しています。こうした学校生活を送っているテイルの高校生達は、みな目を見張るほど優秀でした。今回交流した生徒達は、この3月に高校2年になったばかり、つまり、日本語を勉強し始めてからわずか1年足らずの生徒達でしたが、みな日本語はペラペラで、披露してくれた合唱は、日本語の歌謡曲をすべて歌詞を覚えて素晴らしい歌声で歌ってくれました。そして、彼らは、言葉では表しようがないほど、私達湘南学園生を大歓迎してくれました!