2023年度イングランドセミナー8日目の活動報告
イングランドセミナー最終日の報告となります。
ホストファミリーに荷物を運んでもらい、朝8:00にいつも通っていたStudy Centreに集合しました。生徒たちはそれぞれで別れを惜しんでいました。中には涙を流す生徒たちも。ホストファミリーとの生活が素敵だったのでしょう。人と人がつながった、とてもあたたかい光景でした。日本に帰っても今はメールやSNSで連絡を容易に取り合えますし、大人になってからまた訪れる日も来るのではないでしょうか。別れを惜しみながらもバスでロンドンに移動となりました。
ロンドンまでは朝の通勤渋滞にはまってしまいましたが、何とか時間の余裕を持って向かうことができました。ロンドン島の近くで現地の日本人ガイドさんをピックアップして、ロンドン観光をしました。大都市ロンドンの中心部では平日は約40万人ほどの人たちが働いていますが、実際に中心部に住んでいる人たちは7000人ほどだそうです。多くの人は、ロンドン郊外から電車や車で通勤しています。イングランドの人々は、満員電車を嫌うので朝早く出勤したりするそうです。日本でいうところの朝活ですね。車を使う人も多いので、平日の朝と夕方は確実に渋滞になります。
この日はイースター休暇の前日でロンドン中心部の人がいつもよりすくなかったみたいです。ですが観光客は多く、いろんな言語が飛び交っていました。比較的時間に余裕ができたので、バスから降りてロンドン島を見学することができました。バスの窓越しではなく、実際に見学ができたのはよかったです。バスを降りるガイドさんからは、ロンドンでは「スリ」が多いので気をつけるようにと注意があり、みんな貴重品の管理を徹底させていました。ガイドさんからの説明をみんなよく聞いていました。特に世界史が好きな生徒たちは、これまで学校で勉強してきた内容を実物で見られて興味深そうでした。
ロンドン島までは、天気に恵まれていたのですが、トラファルガー広場をバスで通過したあたりから天気が崩れてきました。イギリスの天気は、急に雨が降り出します。毎日のことなので、現地の人たちはあまり傘をさしません。これもお国柄ですね。ウェストミンスター寺院、ビッグベン、バッキンガム宮殿を訪れたときは、雨も強く大変でした。集合写真からその様子がわかると思います。天候は大変でしたが、ビッグベンの鐘を聞けたり、バッキンガム宮殿では、チャールズ国王が在室のときに掲げる旗を見ることができました。
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ロンドン観光を終えてヒースロー空港へ向かいました。予想以上の渋滞に捕まってしまいましたが、なんとかチェックインにギリギリ間に合いました。ですが他の乗客の荷物が多すぎたりチェックインカウンターが混雑してしまい、出発が1時間遅れることに(ダブルブッキングもあったみたいです 汗)。ドーハ空港でのトランジットが2時間だったので間に合うのか…とても焦りましたが、トランジットもギリギリで乗り継げました。帰りの飛行機では、多くの生徒が機内でハリーポッターの映画を観ていて、大英博物館の影響の大きさを感じました。笑
22:30頃に羽田に到着し、生徒たちから今回のセミナーで添乗してくれた元塚さんにお礼の色紙とお菓子をプレゼントしました。これは生徒たちからの提案で、ロンドンへのバスや帰りの飛行機内で、元塚さんにバレないように、みんなで色紙を書いていました。みんなとても優しいですね。最後にあたたかい気持ちになりました。またこの日はホテル泊の生徒もいたので、その生徒はホテルに移動して、翌日解散となりました。
今回4年ぶりのイングランドセミナーを開催でき、そして全員が無事に帰国することができました。セミナー期間中は、生徒たちは楽しいことだけではなく、慣れない環境で困難に向き合ったと思います。若い10代のうちに、自分のこれまで生きてきた中で培われた価値観とは異なるものに出会うことは、とても大切だと考えています。
異なる人種、異なる文化が交わったイギリス、ロンドンでの経験は、どうしても画一的な考え方を持ってしまう日本とは異なることが多かったのではないでしょうか。セミナーで得た経験が生徒みんなの力になって、それらが今後の生活・人生に活かされていくことを願っています。