2024年度カナダセミナー3日目の報告 その1

2024年7月27日

 さて、今日は、カナダに来て2日目となりました。いよいよ本日から本格的なカナダセミナーのプログラムがスタート致します。

 

 昨日は飛行機での長旅の疲れもありましたが、セミナー参加生徒たちは現地学校に到着後、Welcome Ceremony にてホストファミリーにとても温かく出迎えて頂き、長旅の疲れが吹き飛ぶくらいの興奮とわくわく感を胸に秘め、各々の家庭へと分かれて行きました。各ホストファミリーのご家庭での様子や休日の活動報告は、改めてブログにてご報告させて頂く予定ですので、楽しみにお待ち頂ければと思います。

 

 このカナダセミナーでは現地の先生のご指導とともに、同じ世代のカナダ人の中高生たちが、セミナー参加者たちを毎日サポートしながら、共にプログラムを終日過ごすこととなります。湘南学園の生徒たちにとっては、セミナーの具体的なプログラムやホームステイの体験に加えて、異国の地でのこの同世代の若者たちとの出会いが大変貴重な機会となり、もう一つのカナダセミナーの醍醐味と言っても過言ではありません。

 

 今年は現地学校でのプログラムのコーディネーターでもあり日々の授業や活動を中心となってご指導を頂くレネット・オドーネル先生(Lenette O’Donnell)を筆頭に、3人のカナダ人中高生のアンダーソン君(15歳)、ベン君(15歳)、ケンリーさん(13歳)たちが学園生をサポートしてくれます。カナダ人中高生たちは、年齢が学園生たちとほぼ同じくらいでも、見た目や雰囲気はやはり日本人の中高生たちより大人びて見えるのが海外アルアルです。特にアンダーソン君は、昨年度のカナダセミナーの経験者ということもあり、今回の湘南学園生とのカナダセミナーを大変心待ちにしていたようです。初日からアンダーソン君のやる気に満ちた表情やベテランとしてのオーラも漂い、こちらも心強い気持ちでいっぱいです!


 
 今回初めてご指導頂くレネット先生は、現地学校があるエアドリー市が属するアラバータ州に17年間在住されており社会学がご専門です。13年間の教師歴があり3人のお子様もお持ちのベテランの女性の先生で、現地エアドリーやカルガリーの魅力を湘南学園の生徒たちに伝えることに大変意気込んでおられます。女性の先生特有のやや早い英語スピードに初めは悪戦苦闘するかもしれませんが、若い生徒たちは、例年数日で順応するものです。今後の学園生たちの英語力が、日に日に向上する姿にも期待していきたいと思います。

 

 本日のプログラムの予定は、Heritage Park でのほぼ終日を使ったアクティビティーが中心となりますが、出発前に約1時間ほど自己紹介や “What’s up?”「元気?」などのカジュアルな英語表現をウォーミングアップとして学習し、Heritage Park へと出発しました。


 

 参加者全員で自分が所属するホストファミリーの名前を言った後、日本での家族構成やペットを飼っているいるかの有無、自分の趣味などを互いに伝え合い、教室は和やかな空気に包まれました。簡単な自己紹介の中にも、「“熱帯魚”(→ tropical fish)を飼っているって何て言うんだ?」、「猫が好きですって、I like a cat? それとも I like cats? どっちが正しいんですか?」(→ like の目的語として一般的な名詞を使う時は、普通複数形を用います)など、細かな語彙力や文法的要素にもここに来て初めて気づき生で体感する生徒たちもいました。日に日に進歩するであろう生徒たちの英語力向上の第一歩に触れ、大変興味深い時間でもありました。