2024年度カナダセミナー4日目の報告 その1

2024年7月29日

 今朝も生徒達は皆、ホストファミリーに車で送って戴き、とても元気に登校しました。

 

 午前中のESL(= English as a Second Language)の授業では、ウォーミングアップとして、自分の歳や出身県、自分が興味関心があることなど、自分自身のことを一人一人が発表しました。そこで気付いたのですが、細かい部分まで全く間違いのない英文を作れる生徒がずいぶんといたんですよね。生徒の皆さん、Good job!


 

 ウォーミングアップの後は、先生が撮った数枚の写真を見て、それぞれ写真の内容について質問文を作り、先生にその質問をしてその答えを聞き取るという課題が生徒達に課せられました。生徒達は、この時間もとても積極的にそれぞれの写真に関する質問を作成し、全員が、先生にそれらの質問をしていました。

 

 その後、昨日教わったスラングの What’s up? 「やあ!」に続き、今日は、Chill「落ち着いて・リラックスして」という言葉とその使い方を教わり、頻度を表す副詞の always・frequently・often・sometimes・never の意味と用法も教わりました。これらの副詞については、すでに頭の中に入っている生徒も少なくなかったようですが、改めて、これらの使い方を英語で説明を受け、その説明を理解出来たことが、生徒達の英語の力を一歩前に進めることにつながったのではないかと思います。


 

 2時間目は、カナダのお金について教えてもらいました。カナダの紙幣は、それぞれの額によって色が決まっており、100ドル・50ドル・20ドル・10ドル・5ドルの5種類の紙幣があります。2011年には、ポリマー紙幣が発行され、いま印刷されているお札は、すべて合成樹脂(プラスチック)で出来ています。お金の単位は、ドルとセント(100分の1ドル)で、生徒達には、模擬のお札と模擬のコインが渡され、学校内に設置したお店で実際に商品を買うという買物実践が行われました。カナダのコインは、Nickel(5セント硬貨)・Dime(10セント硬貨)・Quarter(25セント硬貨)・Loonie(1ドル硬貨)・Toonie(2ドル硬貨)の5種類の硬貨があります。生徒達は、始めはこれらがいくらずつなのか分からない様子でしたが、ここでの買い物を通じて、少しずつカナダの硬貨を理解していったようです。


 

 ちなみに、以前は1セント硬貨も流通していましたが、2013年に廃止となり、1セント単位は、二捨三入・七捨八入されることになりました。これは、例えば、商品の値段が、3ドル71セントあるいは3ドル72セントであれば、実際の支払いは、3ドル70セントと少なくなり、3ドル73セントあるいは3ドル74セントであれば、実際の支払いは、3ドル75セントと多くなるということです。また、76セントと77セントは、実際には75セントの支払いとなり、78セントと79セントは、実際には80セントの支払いとなるという制度なんです。