夏休み特別企画 「オーストリアの学生さんと『ヒトラーの生家をめぐる対話』をしてみませんか」

2024年8月5日

7月29日に、夏休み特別企画 「オーストリアの学生さんと『ヒトラーの生家をめぐる対話』をしてみませんか」を実施しました。夏休み中ではありますが、生徒や保護者など、20名程の参加者がありました!兵役に代わる奉仕活動に就くためにオーストリアから来日中のトリスタン・ダハさんをゲストに迎えてのワークショップです。内容について、このワークショップの案内文から書き写してみます。戦後80年を迎えようとする今、このようなことを考えることはとても重要であると考えています。今後も、いろいろな機会にこのような取り組みをしていきたいと思っています。

 

「オーストリア北部の町ブラウナウで、1889年4月20日、アドルフ・ヒトラーは生まれました。3歳まで家族と共に過ごした家が今も建っています。
建物の前には、『平和、自由、民主主義のために 二度とファシズムを繰り返すな 何百万の死者が警告する』と刻まれた石が置かれています。ブラウナウの東方130kmほどのところにあったマウトハウゼン強制収容所の石です。ここには3,300人を超える『囚人』たちが働かされていた、死を招く危険な採石場がありました。
 ヒトラーの生家は、長年その保存をめぐって議論が続いてきました。そして昨年、この建物を警察署に作り変える計画が決定したそうです。オーストリアの社会では、どのような賛否両論があるのでしょうか。
 トリスタン・ダハさんのプレゼンテーションを通して、歴史と記憶と私たちの社会について一緒に考えてみませんか。」