カナダセミナー第9日目の報告 その1
カナダセミナーも後半、早いもので第9日目を迎えました。休日明けの午前中のレッスンは、まず初めに、レネット先生から週末にホストファミリーとどのように過ごしたかと尋ねられました。実物の恐竜の骨や化石が見られる恐竜博物館に連れて行ってもらった生徒、テーマパークに行きシートベルトがないような乗り物にも沢山乗って、恐怖を感じながら Calaway Park を楽しんだ生徒、また、大きなショッピングモールでたくさん買い物をした生徒たちも多かったようです。さらに、生徒たちの中には、一泊二日のキャンプに行き、カヤックなどに乗りながら大自然を満喫した後、キャンピングカーで初めて寝泊まり体験をした生徒たちもいたようです。それぞれの生徒たちが皆、ホストファミリーとの楽しい思い出作りに大満喫できたようで、きっと一生の思い出になることでしょう。
本日は、今回のカナダセミナーのプログラムの中でも、最も重要な位置づけとなる一日と言えます。午後には、コロナが明けて初めてとなる老人ホームへの訪問が控えています。
午前中の授業のプログラムでは、老人ホームへの訪問に向けた準備とリハーサルを中心に指導して頂くことになりました。老人ホームでは、生徒たちが iPad を使いながら、おのおのに日本の家族や文化について紹介をします。その後は、日本から持参したけん玉や紙風船、折り紙などの遊具を使って、ちょっとした日本の伝統的な遊びを紹介させて頂きます。また、老人ホームからお別れする最後には、生徒たちが日本で相談して決めた2つの合唱曲(『カントリーロード』と『群青』)を、それぞれ英語と日本語で披露することになっています。
午前中のリハーサルの練習では、
① Are you here on holiday? → Yes, I’m here with my host family.
② Are you studying here? → Yes, I’m on an English course.
③ How long are you studying here? → For ten days.
など、想定される問答をウォーミングアップとして練習しました。
その後、お年寄り方を前にして、自分自身の自己紹介をどのように行うかを考えてみる時間を取りました。自己紹介の内容も大切ですが、やはりお年寄り方々への自己紹介の際には “ゆっくり、はっきり、大きな声で” 話すことがとても大切であることなどもレネット先生から指摘されました。
ランチタイムの直前には、いよいよこれから訪問する二軒の老人ホームの方々に向けて、最後の合唱練習を行い、カナダ人の生徒たちとも一緒に日本から持ち寄った色とりどりの折り紙づくりに励みました。海外での老人ホームの訪問が、果たしてセミナー参加者たちにとってどのようなものになるのか、今から期待と不安で一杯です。