平和プロジェクトで、日吉台地下壕FWにいってきました!
慶応義塾大学日吉キャンパスの地下に、全長5kmの広大な地下壕が広がっています。ここにはかつて旧海軍連合艦隊司令部が置かれ、戦艦大和の出撃命令なども、この司令部から発せられました。
今回、日吉台地下壕保存の会様が主催されている地下壕見学ツアーに「平和プロジェクト」の生徒たちが参加しました。ガイドの方からは、この地下壕からの命令で多くの特攻隊員の命が失われたこと、戦争の中で学校という学びの空間が軍国主義に飲み込まれていったこと、地下壕建設のために周辺住民は立ち退きを強制されたことなど、「戦争」があらゆるものの中で最優先にされていた当時の様子が語られました。
生徒たちの感想も、「話を聞くだけでなく、その場に行って考えることで、より当時のことを肌身で感じられた。戦争を今後起こさないためにも、あの場の緊張感を体験できてよかった」「贅沢は敵だと言っている人が一番の贅沢をしていたというのが戦争の本質を表している」「本で読んだりネットで調べて想像していたよりもはるかに重くて戦争は本当にあって、実際あそこからの命令で人の命が消えたという事実を感じる時間だった」「国民を第一に考えず国のためなどにたくさんの人を特攻隊に送り込んだり、自分から死んでいくような戦いかたをしていたことを知り、とてもショックでした。この場所の歴史や地下壕の内部、そこにいた人々の生活を知ることができてあらためてこのようなことがあったことを忘れてはならないと思いました。」など、素晴らしいものばかりでした。多くの内容を学び、改めて戦争のない平和な社会をつくっていきたいということをプロジェクトの生徒たちが決意し合う、実りあるFWとなりました。