イングランドセミナー活動報告⑦
この日は少し肌寒い朝でしたが、太陽の日差しを感じることができました。
午前中は最後のESLの授業でした。イースターについて学びました。イースターとは、処刑されて亡くなったイエス・キリストが3日後に復活したことを記念するものです。
キリスト教の中で最も重要とされる祭で、復活祭とも言われます。
イースターは毎年日付が変わる祝日で、春分の日以降に最初の満月を迎えたあとの日曜日がイースターの日付となります。
ヨーロッパではイースターの日だけではなく、前後数日間が休みになります。国によって休みの期間は異なるそうです。
イースターを象徴するのが、イースターエッグとうさぎです。最近は日本でもイースターの時期に見かけますよね。
エッグは生命や復活を象徴しており、復活したイエス・キリストを連想させるもの。
そして、うさぎは一度にたくさんの子どもを産み、さらに1年間に何回も出産することから、子孫繁栄の象徴とされています。
これらの理由からイースターで用いられているのだそうです。街のスーパーではイースターエッグやうさぎのチョコレートをたくさん見かけます。
ESLの授業では、最後に先生たちからイースターエッグのチョコレートをいただき、生徒たちはその場で食べていました。
イングランドのチョコレートは日本のより甘いものが多いと感じます。生徒たちはESLの授業で頭を使ったので、チョコレートはいい糖分補給になったことでしょう。
午後は教会でアフタヌーンティー体験をしました。アフタヌーンティーはイギリス発祥の習慣で、16-17時頃に紅茶と共に軽食や菓子を喫食する茶会のことです。
調理を担当する先生たちから教わって、スコーン、カップケーキ、サンドウィッチを手作りしました。
またスコーンを焼いている間に教会内を見学し、教会の鐘を鳴らすことができました。滅多にできない経験でした。
紅茶(ミルクティー)と一緒に、生徒たちは作ったものをどんどん食べていました。
お昼を食べてからそんなに時間が経っていないのに、なかなかの食べっぷりでした。そこは別腹なのでしょうね(笑)
その後生徒たちはアフタヌーンティーで余ったものを持って、ホームステイ先に帰って行きました。この日の夜はホストファミリーと過ごす最後の夜です。
これまでの感謝の気持ちを伝え、充実した夜を過ごしてほしいと思います。