東北関東大震災に関わる本校からのご連絡(続)
2011年3月17日 |
全校生徒諸君ならびに保護者の皆様方へ |
湘南学園中学校高等学校 校長 山田 明彦 |
東北関東大震災に関わる本校からのご連絡(続) |
一昨日の全校連絡後も、厳しい情勢が続いています。被災者の方々の状況はあまりに過酷であり、福島第1原発をめぐる状況は深刻さを深めています。計画停電の継続に伴う不安定な生活がこの先どこまで続くのかも懸念されます。依然として安否不明の皆様が一人でも多く無事で確認され、避難中の皆様への緊急援助が一刻も早く届くことを痛切にお祈りするばかりです。
この情勢の中でどこの学校も年度末予定の対応に苦慮し、県内他私学の判断や変更には幅があるのも実態です。来週にかけて指定の登校日を設ける学校も一部にはあります。クラスの皆が学年の最後に顔を合わせる時間を持つことの大切さには充分に留意されねばなりません。一方で私学ゆえ多様な通学ルートの在校生には停電に伴う通学の心配が残り、指定日に登校できない生徒諸君の事後対応にも困難があります。 19日(土)に予定していた最終登校日につきましては、これを中止して自宅学習に変更し、2010年度は終了とさせていただきます。
生徒諸君へ。戦後最大、数百年に一度と呼べるような深刻な日本社会の事態が続いています。被災の事実に目を向けつつ、現地で援助や復興へ向けて懸命の活動をされている様々な人びとの姿から学び続けましょう。私達教員も同様です。またこの機会に、自分のいのちと安全を支えてくれる周囲の存在を受けとめ直し、感謝の念を新たにして欲しいものです。 |