第686回 前期中間試験が今日からスタート
今年度最初の定期試験にあたる「前期中間試験」が、本日から始まりました。“今週がいよいよ来たぞ!”と在校生諸君は気持ちをひきしめて登校してきたことでしょう。
高校生は7日(金)まで5日間、中学生は6日(木)まで4日間続きます。この期間は毎日、2科目または3科目の試験が連続で行われるのです。
試験時間は50分が基本ですが、科目によっては30分、60分、高校では80分の試験科目もあります。試験が終わって後悔や心配が残っても、すぐに次の試験に気持ちを切り替えなければなりません。ハードな毎日が続きます。
中学1年生にとっては、このテストは入学して最初の大きな試練となります。初日は「数学β」と「理科1」を受験します。
高校3年生は、大学入試へ向けた受験勉強と、定期試験の準備とで、時間配分には悩みがあることでしょう。この試験勉強がそのまま大学入試の準備につながる部分も少なくないので、調整と両立に努めて納得できる成績を残してほしいものです。
高校2年、高校1年、中学3年、中学2年の諸君は、昨年度までの反省をふまえて気分一新、全力で試験準備をしているはずです。自己ベストを目指す力強いスタートダッシュを期待します。
試験の終了後は、各学年の生徒諸君が、時差でいっせいに大勢下校します。そこで中高の専任教員のほぼ全員で、一斉下校指導を連日行います。学校の前から駅の周辺まで、いくつものポイントに分かれて立ちます。生徒達に声をかけながら、一般の通行人の皆様に迷惑が少なくなるように努めます。しばらく学校に残って勉強していく諸君もいますが、あまり遅くならないように声をかけています。
不安が先行しやすい最初の定期試験であり、特定の科目に相当な時間がかかって、後回しの科目が準備不十分で本番に臨んでしまうこともありがちです。“もっとふだんの復習をしておくべきだった”と痛感することもあるでしょう。
「定期試験の範囲に沿ってパーフェクトに総復習をやりきる」努力は、将来の大学受験へ向けての拠点づくりにつながります。小さな時間、隙間の時間も惜しんで懸命の努力を重ねてほしいものです。