今日は、中学３年生が東京各地へ総合学習で出かけます。また高校１年生も広範な訪問先を得て校外学習へ出かけます。先週土曜日に紹介した高１の取り組みについては後日に延ばして、本日は中３のプログラムを紹介いたします。

　テーマは、「～共生～メトロポリス東京を探ろう」です。日本一の大都会にも、様々な願いを持って自分達と同様に“普通に暮らす”人びとがいることを知り、様々な問題に向き合ってその解決のために取り組む人びとに出会う“校外フィールドワーク”の一日です。

　全部で３５班の行動範囲は、大田区・渋谷区・港区・墨田区・江東区・台東区。中央区・新宿区・千代田区・江戸川区・足立区・荒川区・世田谷区･･････などまで広範囲にわたっています。多様性あふれる東京の、様々な街や店や学校や事業所におじゃまし、その地域を歩いて見聞するのです。学年の先生方は都内各地に分散してチェック体制をとっています。

　江戸時代から続く暖簾を守って伝統の家業やお店を守って生活する人びと。日本の先端技術を支えてきた町工場の凄腕の職人さん達。大都会で働き生きていく様々な厳しさに直面しながら懸命に生きる人びとと、それに寄り添う人びと。そんな方々との出合いを通じて、何を感じとって、考えを深めてくれるかを、学年の先生方は楽しみにしています。東京の表舞台では見えにくい“裏”の部分も垣間見て、予想を越えた新たな発見も出来ることも期待されています。

　中３では、総合学習委員会の生徒達が、テーマ設定や班の編制などで話し合いを重ねてきました。クラス毎の活動だった中２の総合学習から一歩進んで、クラスの枠を越えた少人数・男女混合の行動班が組まれています。

　訪問先では、話を聞いていてよくわからない事があったら、遠慮しないで「それはどういうことですか」と聞き返したり、質問したりする積極性が期待されています。暑さに気をつけて充実した体験学習ができるように祈っています。　※　写真は、昨年度中３の活動の様子からです。