第741回 ロータリークラブの絶大なお力添えをいただいて

2013年9月24日

 連休を経て、どうやら秋の到来は確実になりました。朝晩の涼しさはもう本物です。秋の夜長を楽しんでいます。昼間はまだ少し暑いものの、秋晴れとそよ風のさわやかさが本当に心地良いです。
 右の写真は、わが家の庭に続く少し奇跡のシーンです。紫陽花の花が枯れずに、葉っぱと同じ薄緑色をたたえて、真夏を越えて秋を迎えました。なぜかなと不思議に思うばかりですが、けなげな姿に声をかけたい気持ちでいます。

 

 さて、今日は湘南学園の国際教育で、また新たに拓かれた大きなチャンスの1つをご紹介いたします。ロータリークラブ主催の「高校生1年海外留学」に参加できるという貴重な機会をいただいた件です。
 国際ロータリークラブは、地域社会の実力ある方々が、ボランティアによる社会貢献を多方面で展開されている団体です。全世界に幅広いネットワークを築かれ、日本全国にも多数のロータリアンがいらっしゃいます。神奈川県ではこの藤沢地域がロータリークラブの一大拠点になられています。

 

 そのリーダーのお一人である大西様と、学園同窓会の前会長の佐藤様などのご仲介ご尽力により、このたび湘南学園中高はその中高生版である「インターアクトクラブ」に加入登録をいたしました。お二人は学園の近隣にご在住の方々です。県内にはすでに加入している他の私学もあり、新たな交流も期待されます。年間を通して多彩な交流、イベントの企画が組まれ、外国への青年交流ツアーや青少年交換派遣の機会もご提示いただいています。

 先週土曜日に、地域のロータリークラブの幹部の方々が揃って来園して下さるのは、もう何度目かのことでしたが、画期的な説明会を催していただきました。
 「ロータリークラブ青少年交換学生募集」の説明会です。県内広域の公立私立の高校生から9~10名の人たちが選ばれて、1年間の海外留学に行けるのです。それもご家庭の学費負担はロータリークラブの援助により相当安く抑えていただけるのです。本年度の留学先は米・加・豪・仏・露・スウェーデン・ブラジル・台湾の8か国です。この留学に参加して現在大学生のお二人の体験談もお聞きしましたが、実に感動的でした。
 留学先は希望を聞いた上で最終的には指定されること、ホストファミリーで3か月単位の交換受け入れを予定することなど、いくつかの条件がありますが、こんな画期的な留学チャンスはなかなか他にないことでしょう。

 本校からも何とか1名は派遣したいと考えていたところ、説明会には10名以上の在校生と保護者の方々が集まっていただき、関心の高さがうかがわれました。休学中と帰国後の在籍や単位認定、今後の学内専攻や選考試験のスケジュールなどが説明されました。

 

 学園の卒業生や、在校生保護者には、ロータリアンの方々もおおぜいいらっしゃいます。そのお力添えをいただいて、本校の国際教育、国際交流のプログラム、チャンスが更に広がってきています。他にも大きな海外交流の機会をすでにいただいております。今後もご紹介していきたいと思います。