第150回 高校は試験最終日、中学は道徳教育の時間

2010年12月4日

高校生は本日で5日間におよぶ定期試験が終了します。中学生は昨日で4日間の定期試験が終わり、本日は「道徳教育の時間」の扱いで、今回は講演を聞いてもらいます。達成感いっぱいのフィニッシュであって欲しいと思います。

さて、湘南学園中学校では、前期と後期の中間試験の翌日に「道徳教育の時間」を設けています。この時間は、中学生が日常生活で接するさまざまな問題に向き合い、マナーやモラルの課題について考え、自分自身を見つめて共に考える機会になれば、との主旨で設定しています。

前期は「いじめ」をテーマとした映画『青い鳥』を鑑賞して、日頃の人間関係や自分の振るまい、周りの人達の気持ちについて考えてもらいました。後期の今 回は、「生きる力」をテーマに、少年犯罪とその予防に詳しい女性専門家の方の講演を聞いてもらいます。中学時代の身体と心の変化を改めて知り、この社会に ある危険や誘惑を理解し、自分の生命と生活を守ってたくましく大人になる自覚を深めて欲しいと願っています。

講演者は、幸島美智子様です。テーマは「大人になるということ~中学校は心を磨いて生きる力をつける場所~」です。幸島様は、警察官のキャリアをお持ち で、ご自身の子育て体験も踏まえられた講演活動を、都内のPTA研修会を皮切りに幅広く続けてこられた方です。「少年犯罪予防委員会」も設立され、その予 防に関わる取り組みや提唱に力を入れておられます。思春期の子育てに悩む現代の親御さん達には、わが子を守り健やかに育てる道筋を語りかけられ、中学生や 高校生に対しては、困難の多いこの社会の中で安全を保ち、たくましく生きる力をどう養っていくのか、熱いアドバイスを送られます。

講演会は質疑応答もふくめて約90分です。その後各教室で感想文を作成してもらいます。これからの生活にきっと役立つメッセージをいただける機会になることを期待しています。