中３の研修旅行が、いよいよ明日からスタートします。４泊５日にわたって学年全体がともに体験し、移動する大旅行となります。

この研修旅行の目的を、学年発行のプリントから紹介してみましょう。
「私たちの地域の生活圏と異なる地域の人びととの交流や現地での体験を通して、その地域の産業や文化を発展させようと努力している人びとの生き方や考え 方を学ぶ。また研修旅行を通して、集団の中での一人としての役割や責任を自覚するとともに、学園集団としての結束を深める。」
このように単に観光地へ行って想い出をつくるといった次元でなく、訪問先の地域で独自の体験や交流を重ね、地域社会や住民の方々の生活や仕事からいりいろ学ぶことも重視し、生徒達の協力や自主性発揮を大切にした旅行です。

今年度の中３研修旅行における、おもな行動スケジュ
ールを紹介します。

◎広島平和公園～被曝体験証言、資料館見学、散策
◎宮島・広島市内での班別自主行動
◎瀬戸内海のある島で民泊（２泊）～体験プログラ
ム、民泊先家業体験

このうち島での体験学習は、「地引網漁体験」、「カヌー体験」、「竹のぽんぷら飯づくり」、「武者幟染色体験」、「石風呂体験」、「かき打ち体験」、 「ジンダ味噌・茶粥・ポキ料理づくり」、「座禅体験と和尚さんの法話」、「かいもち・みかんもちづくり」と、多彩なプログラムが用意されています。生徒達 は希望で分かれて、すてきな初体験に挑戦するのです。
また民泊でお世話になるのは、全部で６１軒もの島のご家庭にわたります。遠くから来島した中学生のために、本当に大変なご協力を頂きます。こうして島全体を挙げてのご尽力を頂いて、２泊にわたる体験学習と交流を重ねるのです。
この企画は、昨年度の中３で初めて実施した島での民泊と体験学習が、生徒達に深い感動や達成感をもたらしたことから、今年度もこれを継承してさらに１泊から２泊へと増加させて、旅行計画が組まれたものです。

良い天気になるべく恵まれ、学年全員が健康に安全に行動でき、素晴らしい研修旅行を実現できるように祈っています。