第823回 合唱コンクールはいよいよ明日!

2014年1月23日

明日、合唱コンクールは本番を迎えます。
年度最後の締めくくり行事として、一年間近く同じクラスで生活と苦楽を共にしてきた級友が、男女で力を合わせて取り組む大切なイベントです。

 

合唱コンクールは、4月の新入生歓迎会、5月の体育祭、9~10月の学園祭と同様に、生徒会行事として位置づけられています。中学と高校別々に設けられる「合唱コンクール実行委員会」が運営します。
当日の進行や運営を始め、審査員の先生と審査方法、各賞の設定、楽譜の集約、楽器の使用許可、放課後練習の時間割と場所、本番の入退場の流れなど、細かなことがらを全て話し合って計画します。前年度までの実績に依拠しながら、新たな企画や工夫を入れて準備します。歌う順番はくじ引きで決められます。パンフの作成も各クラスへの取材などを経て立派なものが作られます。

 

音楽の先生は、限られた授業の時間を通じて、またリーダー達の相談に応じて、各クラスの合唱への指導や助言を重ねてきています。田中先生と松田先生が、時には放課後のクラス練習にも入って指導しています。
田中先生の教科通信『ハーモニー通信』&『裏ハーモニー通信』が感動的です。クラスごとのサポートが丁寧で驚かされます。選曲した歌の「テーマ」と「どんな声で~どんな表情で~何をイメージして」歌うのかを考えさせ、それをもとに通信を作っていました。パートリーダーとの「作戦会議」の様子も報じられ、そのコーラスの今の重点課題を提起しています。各クラスのステップアップを図っていく指導はとても熱くて、応援の暖かさにあふれています。

その一例から。“合唱のポイント第3弾”塵も積もれば山となる・・・これが出来たらグレードアップ。間違いなしの必勝法3連発!~心・技・体の特訓~
1.吸う息は歌う前のバネ! 声は斜め上へ飛ばす!
2.形容詞は美しく表現しよう☆ アナウンサー並の発音で!
3.ペアで歌って声合わせ♪ どんどんその輪を広げよう!

さすが音楽の先生のアドバイスは、専門的で実戦的ですごいなと思われました。放課後、早朝や昼休みなど、全校のあちこちからコーラスやハミングが聞こえてきます。練習が軌道に乗ってきて盛り上がる一方、日に日に本番が近づくあせりや危機感も時には伝わってきます。

 

クラスで声をかけあって仕上げを目指し、シンプルに“大きな声で”“豊かな表情”で、一人ひとりが主役で担う気持ちで明日を迎えてほしいと思います。