第844回 JR根岸線の沿線と在校生

2014年2月25日

先週のある朝、学園までの通学路で女子の中学生が英語の書かれたペーパーを熱心に見ながら歩いていました。聞けば放課後に不規則動詞活用のテストがあるとのこと。優しい笑顔がとびきり素適な彼女からいろいろと話を聞けました。邪魔してごめんなさいです。
彼女の最寄り駅は実にJR根岸線の石川町でした。出張で行くこともある横浜の中心部です。近くに名門女子校が集まりますが、近すぎてと敬遠し、遠い学園を選んでくれたことに感謝です。元町や洋館の続く街並みも近くて羨ましく、何度か入った蜂蜜やアクセサリーのお店の話題ももちろん通じて嬉しかったです。

 

JR根岸線は、横浜駅から市内中心部や臨海工業地帯、丘陵地帯のベッドタウンをぐるっと縫って大船駅まで続く路線です。開業して50年、全線開通からは40年が経ち、今では京浜東北線や横浜線とも直通運転しています。
桜木町駅はみなとみらい21地区や野毛方面への入口であり、関内駅は官公庁街や伝統ある繁華街、横浜スタジアムなどに行けます。トンネルを複数くぐると多数の貨物列車が見え、発電所や石油タンクが続きます。根岸のマンモスプールに若い頃クラスの生徒達と泳ぎに行ったことを思い出します。下りの最後の方では起伏ある緑豊かな地域に高層住宅が建ち並ぶ風景も見られます。この路線には全線で踏切が存在しないそうです。

 

この根岸線の沿線にあるほぼ全ての駅から通学する在校生がいることに改めて気づきました。新杉田駅からシーサイドラインに乗る生徒もいます。横浜市内は広いので、路線は別ですがたとえば横浜市営地下鉄グリーンラインの沿線に最寄り駅がある在校生もいます。
他にも私立の中高が多い地域ですが、多数の在校生が電車を乗り継いで湘南学園に通学してくれています。在校生の皆さんの安全な通学を祈っています。