ノックス校の授業風景をいろいろ見学しました。中でも印象的だったのは、「スタジオ」でマイクを前に、学園生が、模擬 アナウンサーの実演をする授業でした。ふたり一組になり、今回の研修・生活体験から自分達で原稿を作り、コンビで楽しくアナウンスして録画するのです。事 前に練習を重ねて、さあ本番！隣の部屋からガラス越しに仲間が声援を送ります。ドキドキでしたが、なかなかの出来栄えで、かなりスキルの高い人もいて感心 しました。

初日の晩に、ノックス校中高生のジャズ演奏発表会と聖歌隊の女声コーラスのコンサートを鑑賞しました。ホールは階段状に４００もの椅子が並ぶ施設でし た。出場する生徒達の家族の皆さんもおおぜい来ていて、ニュージーランド修学旅行の記録動画の上映から始まりました。ジャズの器楽の演奏水準に感心した ら、１６名の女子による合唱は更にレベルが高く、オーストラリア先住民の音楽も取り入れた民族性豊かな感動のコーラスでした。
最後のフェアウェルパーティーは、ラウンジ的な部屋で開かれ、バディー達やホストファミリーの皆さんも集まる中、副校長のピーター先生から学園生一人ひ とりに修了証が渡されました。双方の学校挨拶、現地校と学園双方の生徒代表挨拶を経て、学園生達が用意していたパフォーマンスが披露されました。 「ＹＥＬＬ」や「コスモス」の合唱があり、高１杉本君・山浦君の剣道型見せの実演は真剣そのもので迫力があり、女子３名と全員でのダンス実演もありまし た。高１渡辺さんとバディの女子とのペアボーカルも聴き惚れる熱唱でした。濃密な体験を重ねた学園生諸君は、男子もふくめて何名も涙していました。

さて、お迎えするノックス校ご一行の皆さんを、湘南学園側は、おもに日本文化を体験を通して知ってもらう「カルチャー講座」を中心におもてなしをしま す。景勝地への観光も用意しています。在校生保護者の方々や本校教員もいろんな講座を担当します。セミナー参加とホストファミリーの生徒諸君がバディとし て、講座や校外へ同行します。学園の生徒達には、ハローと笑顔だけでもいいので、積極的に声かけしてほしいと話しています。７月に芽生えた縁を更に深め て、コミュニケーションと交流の輪を広げていきたいと願っています。
それでは、皆さんをお迎えするスケジュールの概要を紹介しましょう。

９月１９日　学園到着、ウェルカムパーティー、
ホームステイ先移動
２０日　（祝日）ホストファミリー宅
２１日　茶道、浴衣着付け、長唄、ミニ草履作り、和菓子ケーキ作り、
折り紙あやとり
２２日　柔道講座、将棋、独楽回し剣玉、書道
２３日　（祝日）ホストファミリー宅
２４日　エクスカーション：箱根
２５日　内緒メニュー、剣道、巻き寿司作り
２６日　エクスカーション：江ノ島、フェアウェルパーティー
２７日　エクスカーション：鎌倉、東京へ出発