本格的に梅雨の季節を迎えました。サッカーワールドカップの動向が気になる生徒諸君も多いことでしょう。体力の消耗しやすい時期でもあり、寝不足が重なって体調を崩すことのないように願っています。

さて今日は、７月下旬に行われる、夏期合宿講習についてご紹介します。
夏休み中のお盆の時期を除く４週間の範囲で、各学年では校内講習・補習が精力的に展開されます。高３夏期講習については、５月12日付の第25回でお伝 えしましたが、高２の校内講習は第１、５，６週にわたって計２０の講座が開講され、高１の校内講習は第１，５週に計１１の講座が用意されています。

合宿講習は、第２週にあたる７月２６日(月)～３０日(金)の４泊５日で、高２生と高１生を対象に実施されます。静岡県にある研修センターは、自然に囲 まれた施設であり、宿舎では生徒各自に個室が与えられ、最高の環境の中で「勉強漬け」の５日間に挑みます。高２生は自分の学習への取り組みを見つめ直し、 センター試験受験まで１年半の勉強の進め方について考える機会でもあり、実践する力を鍛えます。高１生は高校生としての日常学習の進め方をここでじっくり 考え、帰宅後の学習リズムに弾みをつける重要な機会となります。

合宿講習のコンセプトは、「自学自習」「自調自考」です。
朝食後から午後前半までは諸講座が設けられます。高１は英語・数学・国語にしぼります。 高２は英数国に加えて選択で物理・化学・生物と日本史・世界史が 加わります。各講座ではたくさんの課題が出されます。その課題に取り組み、かつその日の復習と翌日の予習に自習教室で取り組んでもらいます。
先生方への質問ももちろん可能です。ただ安易に頼らず自分で乗り越える力も強めてほしいものです。この合宿でたしかな達成感や手応えをつかみ、自信と意欲を持ってその後の勉強に臨んで欲しいと願っています。

この期間は、他にカナダとオーストラリアのセミナーが同時に開催され、また部活でも重要な大会やコンクールが重なるため、応募者の人数に一定の心配もあ りました。しかしふたを開けると、定員を大幅に越える７０名以上もの申し込みを頂き、その調整に委員会がいま苦労しているところです。
合宿講習ならではの密度の濃い体験を大切に、今後この取り組みも発展させていければと考えています。