第38回 通学路の途中にある、素晴らしいバラの世界

2010年5月27日

湘南学園は、最寄り駅から信号ひとつない閑静な住宅街を、徒歩で快適に通える学校です。すでに4月13日・第6回でも紹介しましたが、先週土曜日に通学路の途中にある、一件のお家におじゃまさせて頂きました。

そのお家は、表通りに面した場所にバラの花がいっぱい咲いています。色とりどりのバラの花は立ち止まるほどに美しく、毎年春と秋に、私も毎日の通勤で楽 しませて頂いています。お家の方にお声をかける機会があり、お礼を申し上げたところ、中庭にもどうぞ、とご案内を頂く光栄を得ました。さらに満開は来週な のでまた改めてどうぞと勧めて下さり、お言葉に甘えて再び訪問させて頂いたのです。

街路から見えるバラ達がとっても綺麗なのに、中庭に入ると辺りいっぱいに咲き誇るバラ達はさらに圧倒的で、ここだけまるで天国にいるかのような素晴らしい バラの世界がそこにありました。赤、白、ピンク、黄色など色も様々、また形も様々なバラの花。古くからの品種もあれば、新しい品種もあるそうです。その気 品高い美しさは格別です。英国など欧州で、数多い花の中でもバラは特別な存在であり、広く愛好されるのがよくわかる思いがします。

このバラをお育てになっている女性は、松田 和美様です。もう30年以上も地植えを中心にバラを育てられており、土の手入れや肥料やりなど一年を通して 世話をされるそうです。湘南・藤沢はバラの愛好家が多くてつながりがあること、デパートのバラ展などにサポートにも行かれることなど、いろいろ興味深いお 話を伺いました。
バラの木は一本一本性格が違っていて、それぞれに合った世話をこまめに続けて、やっと立派な花を咲かせるのです、というお話は、特に印象的でした。学校 の先生方が、生徒さん一人ひとりの性格や個性をつかもうとされるのと同じかもしれませんね、というお話が心に残りました。

毎年松田様が育てられたバラを、楽しみに見に来られるお知り合いのファンの方々も多数いらっしゃるようです。おしゃれな椅子に座らせて頂き、カラフルな バラの花々を愛でながら、特製の美味しいジュースまでご馳走になりました。心に深く残る時間を、本当にありがとうございました。

道をはさんだ医院のお庭にも、美しいバラ達が鉢植えを中心に満開でした。もちろん両家はお知り合いでいらして、ここを通るおおぜいの人達を、毎年道の両側から、バラいっぱいで、もてなして下さるのです。
毎日の通学、通勤を心豊かにして下さる地域の皆様に対して、改めて感謝の気持ちを強めています。