第880回 湘南モノレール江の島駅の壁画制作で美術部員が活躍!
連休中のビッグニュースの1つに、美術部の皆さんの活躍があります。詳しくは、顧問の渡邉哲郎先生の「学びBLOG」レポート(全5回)をぜひお読み下さい。準備構想の段階にあったドラマ、当日の制作の苦労と工夫、部員達の熱い協力関係、作品を完成させた達成感などが活き活きと伝わってきます。
江の島から大船までをつなぐ湘南モノレールは、丘陵地帯を縫う便利なルートであり、周辺住民や観光客の方々が愛用される、貴重で素適な乗り物です。
その始発・終点にあたる「湘南江の島駅」の駅の構内を、明るい雰囲気にしようと同社から制作の依頼を受ける光栄にあずかり、本校美術部員17名がGW中の4月29日から5月3日まで、五日間をかけて立派な壁画を制作しました。「湘南にちなむタコと海」をモチーフにした、カラフルでダイナミックな壁画です。
同駅2~4階の階段壁面の雑巾がけから始めて、メジャー・水平器・マスキングテープなどを使用した縁取りの作業、発色が良くなるように白いペンキを塗って乾かしてからの下書きの線画入れ。色塗りの作業では赤青黄の三原色を中心に様々な配色をこらし、壁画中央のOCTOPUSをメインとする壮大なデザインを具体化していきました。
一般の通行客や観光客の方々も興味深くご覧になり、「素適な絵になってきましたね」「完成はいつ頃ですか」など励ましの言葉を寄せて下さいました。作業期間を通して、湘南モノレールの田中社長や駅職員の方々、美術部員の保護者やOGの方々、本校教員などが応援に来て下さり、、地元新聞社などマスコミの取材も受けました。2日の読売新聞湘南地域版、4日のFMヨコハマの生放送で紹介されたことは大いに励みになりました。
私も2日に訪れましたが、美術部の諸君が男女で和気あいあいと協力して作業を進める光景が素晴らしかったです。美術部指導コーチの内藤ひとみ先生の総合的なご指導も受けながら、部員諸君は大いに切磋琢磨したことでしょう。
壁画は、リアルなOCTPUSはもちろん、どの部分の細部にも様々なこだわりのデザインや工夫が施されています。完成した作品に対して、通りかかった方々、特に子ども達が寄せてくれた賛辞の言葉はぜひ前述の「学びBLOG」でご参照下さい。
江の島付近に行かれた際に、ぜひ駅構内のこの力作を直接にご覧になって頂きたいと切に願うものです。湘南学園に近い地域でささやかながら文化面の活性化に貢献できた美術部員の皆さんに心から感謝しています。