今日は、この夏休み中に行われる、中学生対象の２つの海外英語研修の合同イベントについて、その説明会を午後に行います。

１つは、今回が３回目となる「韓国ソウルＳＵＹＵ英語村 ENGLISH CAMP」であり、もう１つは初参加となる「韓国済州島ＫＩＳ(ｲﾝﾀﾅｼｮﾅﾙｽｸｰﾙ)ENGLISH CAMP」です。いずれも中学生を対象に３泊４日、５泊６日の期間で参加する企画です。英語を母国語としない日本や韓国の生徒が「第２言語」の英語を通じてコミュニケーションと友情を育み、精選された楽しいプログラムの中で、実用的な英語力を飛躍的に高めることをねらいとした集中英語キャンプです。

「ソウルＳＵＹＵ英語村」のキャンプは、中学１年生が対象で、７月下旬の３泊４日で行います。英語教育の熱意では日本をしのぐと言われる韓国が各地に建設した英語村に、日本の生徒も参加できる機会です。日常生活で英語を使う様々なシチュエーションが多数用意され、使える英語を楽しく学べます。ネイティブスピーカーが寄り添い(日本人スタッフも常駐)、「英語ｏｎｌｙ」の環境で、韓国人生徒とも交流できるのが、初学者にはとても刺激になります。
このキャンプの第１回は、応募者多数で抽選を行わせて頂き、外れた方々に別の日のキャンプをご案内する申し訳ない経過がありました。昨年の第２回は学園小学校と初めて合同で参加しました。今回は学園小学校と他の小学校からの参加者も加わるキャンプになります。パンフレットにも記載があるように、研修と旅行の企画は海外研修の専門会社と大手の交通会社が担当しています。

「韓国済州島ＫＩＳチェジュ」におけるキャンプは、中学２年生と中学３年生を対象に、７月下旬～８月上旬の２コースから選べる設定になっています。
済州島は、世界自然遺産にも登録され、新婚旅行等の人気先で“韓国のハワイ”とも呼ばれる風光明媚な名所です。韓国政府がここに「教育特区」を設けて以後、欧米諸国の有名校やインターナショナル校が続々とこの島に招致され、「グローバルリーダーを育てるアジア最高の英語教育都市」を目指して国際的な注目を集めています。ここにあるＫＩＳチェジュ校が研修の舞台です。ふだんはここで学ぶ小学生から高校生まではほとんどが韓国人であり、授業は全て英語であり、先生方の９割はアメリカ人です。今回のキャンプでは習熟度別に日本人と韓国人をできるだけ一緒にクラスに編成します。
このキャンプは昨年始まり、首都圏の複数の有名私学の中学生高校生が参加して大きな達成感がありました。英語力の向上と育まれた友情に参加者達は次年度の再会まで誓い合ったそうです。旅行企画と実施は上記の専門会社と大手旅行会社が実施します。今回は、首都圏と関西圏の私立学校で募集が行われています。他私学の学友とも出会い、切磋琢磨して友情を広げてみてほしいです。

韓国は、あの不幸な海難事故があったばかりで、社会全体が様々なつらい反省や振り返りの中にあります。一方で英語学習に対する政府の取り組みや若者達の意欲には日本人も大いなる刺激を受けるところです。研修を行う英語村の施設やＫＩＳチェジュ校のセキュリティは万全です。

中学生の参加できる海外英語セミナーは、本校主催のカナダセミナーがメインでしたが、グローバル教育の重要性が日増しに指摘される昨今、夏休み期間には特に英語のスキルアップを思いきり図れるこうした貴重な機会も紹介し、利用して頂ければと願って設定しています。