中１と高３以外の学年は、今日から新しい授業が始まりました。
　各学年のフロアを廻ってみると、どのクラスもさすがに緊張した様子です。先生の最初の話を聞き逃すまい、という集中した雰囲気が伝わってきました。

　中１は、中高ホールで学年ガイダンスが、３時間行われました。
　各自が新しい「学校要覧」を持参して、学校生活全般、授業と学習、朝読書、生徒会活動、特活などさまざまな課題と取り組みについて、担当する先生からの熱のこもった説明やメッセージを聞きました。学年主任の有薗先生は、湘南学園の建学の精神についても、改めてそこにある深い意味を１項目ずつかみくだいて具体的に語りかけました。「何のために学ぶのか」と問いかけ、「わたしたちが学ぶのは、“社会の進歩に貢献するため！”そのために実力をつけていこう」と投げかけたのです。生徒諸君への深い願いがこめられていました。
　長い時間集中が途切れることなく、真剣に各先生の話に耳を傾ける中１生徒諸君の姿に、学年の先生方も感動していました。生徒諸君は活力があります。これからも先生達の“力ある言葉”をしっかり受け止め、まっすぐに向かっていくことでしょう。

　高３は、昨日に続いて今日は幼稚園ホールをお借りして、進路ガイダンスでした。卒業生４名をお招きし、志望大学をどう選び、受験勉強でどう奮闘してのか、生々しく具体的な体験談と質疑応答が行われました。私がおじゃました時は、剣道部やダンス部のリーダーを努めた男子・女子の各先輩から、当時使った参考書や使い切ったペンなど持参し、パワーポイント資料まで用意もあり、熱烈なアドバイスと激励をしてくれていました。日常の授業への集中と地道な復習が実はすごく近道で効果的なこと、教材をあまり広げず参考書も問題集も少ない拠点を徹底的に繰り返し使い込むこと、英語の文法語彙力強化と長文読解練習との関係、１ランク高い志望を掲げて頑張りきることの効果、第１志望校への直接アクセスの重要性などが語られ、高３の諸君は食い入るように聞いていました。

　これで今週も終わりとなります。新学期のいろんな疲れが出たことでしょう。この週末には充分に休養をとって、受けた様々な指導を振り返り、元気で来週登校して欲しいと願っています。