第930回 社会で活躍する人の生き方に触れる~高校3年生の総合学習

2014年7月5日

本校では、社会の各界で活躍されている人びとのお力を借りて、在校生の人間観や社会観を深め、行動力を育てる「総合学習」を20年以上続けてきました。

中高6年間をかけた系統的な取り組みであり、各学年では生徒の発達段階も踏まえた学習テーマが設定されます。文献や書籍を学ぶだけでなく、クラスや班やグループの取り組みや校外学習も重視されます。社会の多様な現場で人びとに出会い、仕事に接して願いや悩みを知り、貴重なメッセージや問題提起を受ける学びを重視しているのです。

 

今日は、今年度高校3年生の総合学習の概要を紹介します。

テーマは「自分の近い将来のために、社会で活躍する人の生き方に触れてみよう」です。4月に概要が説明され総合学習委員が選出されました。候補分野の検討や分野アンケートの作成を行い、最終的に分野を決定しました。5月には分野別集会を行い、講演者の選定を行いました。6月には分野別集会を再開し、質問事項を作成しました。そして本日、講演会&座談会の本番を迎えたのです。

今回お招きする方々は、7つの分野にまたがります。「国際分野」では通訳の方、「教育・心理分野」ではコオーディネーショントレーナーの方、「機械・建築・デザイン分野」では創造工学関係の大学教授の方、「医療分野」では大学講師も兼任される医師の方、「生物分野」では獣医師の方、「音楽・芸術・ファッション関係」ではパーソナルスタイリストの方、「経営分野」では人材開発コンサルタントの方、・・・・・・以上の方々です。

 

ご多忙なお仕事の日々を割いてのご来園とご講演に、感謝の思いでいっぱいです。質疑応答も交えて、現在のお仕事のご苦労や、やり甲斐、面白さなどを存分に語って頂けることでしょう。高3諸君の進路選択を励まし、社会に寄与するそれぞれ将来の生き方について、貴重な示唆やヒントを届けて頂けるものと思います。