湘南学園の全学ＰＴＡでは、近年「湘南学園てらこや」という素適な催しイベントを開催してくださっています。創立８０周年という節目を経たこの時代に、中高や幼小の学園生、保護者の方々や教職員などが幅広く集まって、共に学び体験できるような機会を設けようという貴重な事業です。

現在まで魅力あるプログラムをたくさん開催してくださいましたが、今年度は「人間力を養う」という目標を掲げて企画を探っていただいています。

まず１１月１日(土)午後には、第３回として「ブラインドサッカーでわかること！」というテーマで、日本ブラインドサッカー協会の方々にご来園いただき、小学校ホールで実演指導が行われます。

子ども達がやがて社会に巣立っていくと、世の中の多様性に触れていきます。多様な人びとと理解、尊重し合うことが生きていく上で大切になります。「障がい」という多様性を体験できるとともに、工夫されて魅力ある競技として確立された、ブラインドサッカーの楽しさや醍醐味を感じてもらうのがねらいです。今回の対象は小学校５年生以上の人たちになります。

続いて１１月１６日(日)には、第４回として「炊き出し実演」というテーマで、ボーイスカウト神奈川連盟・災害支援チームの方々にご来園いただき、実演指導や試食会が行われます。

東日本大震災が起こり、異常気象に伴う自然災害が多発しています。今回は米と少量の飲料水を頼りに炊飯する方法やまな板等の器具を使わずに調理する工夫などを見てもらい、実際に試食までしてもらいます。この日は恒例の「地域清掃」がまず実施されます。学園生の通学路や学園近隣で行われるこのイベントは、地域住民の皆様にも広く知っていただける大切な機会となりました。この地域清掃に続いて、第４回てらこやが実施されるものです。

私は両日とも校外出張が入って参加できないのが申し訳ないですが、保護者や学園生、学園関係者の皆様方に幅広く参加していただきたいと思います。