第1019回 高校2年生の大学訪問~キャンパスツアー

2014年12月16日

本日、高校2年生は、いっせいに首都圏各地へ大学訪問に出かけます。

東京・神奈川近郊の24の大学・42の学部学科系統に分かれ、数多くのキャンパスに分散して訪問します。有名私立大学や国公立大学が中心で、訪問先は一番多いところで11名、少ないところは1名になっていました。

特筆されるのは、どのキャンパスにも学園の卒業生が待っていてくれることであり、現役進学の1年からかなり年上の学年までまたがる先輩達が、時間をとって協力してくれます。人気のある大学は学部学科別になるケースが多く、今回3つ以上に分かれているのは上智、立教、青山、日本、早稲田、慶応です。

 

このキャンパスツアーは、近年定着した重要な本校のイベントです。

待ち受けてくれる先輩達は、数年前には同じ立場でその上の先輩達のガイドを受けて、大学受験へのモチベーションを高めることができました。「自分達もお世話になって役に立ったから、今度は自分が後輩達のために貢献しよう」との気持ちが皆に共通しているのがとても嬉しいです。

本校が大切に考えて特に強化してきた貴重なつながりです。「サポーターバンク」におおぜいの卒業生が登録してくれ、いろいろな場面で協力してくれるようになった成果の1つです。

 

大学構内を案内してもらいながら、大学生活の魅力や、受験まで積み上げた努力、いま必要な学習などを伝えてもらい、自分の目指す方向性を明確にして、進学への意識を高めることが期待されます。訪問先や時間を下調べし、担当教員への電話連絡に注意してグループごとに行動します。

「こだわりの第一志望」を固める上で、あこがれのキャンパスに出かけて直接のガイドで理解を深めることは貴重なことでしょう。受験勉強のポイントについて説得力のある助言やヒントを得られるとともに、周囲の街の様子にも目を向け、この街で暮らすのだとの夢も広がるのではないでしょうか。

この日の訪問が、これから本格化する受験勉強の生活を、力強く支える体験となることを期待しています。