第1041回 保護者の皆様のご来園ご参加に支えられて

2015年1月28日

先週金曜日に実施した、第25回合唱コンクールへ来場、鑑賞して下さった方々の人数を聞いて驚きました。

高2から中1まで5学年のお母様やお父様、ご家族の方々と学園関係者で約680世帯、昨年よりも約70世帯も増えていました!全校の過半数の保護者の方々が、会場の鎌倉芸術館へお越し下さっていたのです。どの学年も100名以上の保護者が来場して下さいました。

それだけ全校的な関心が集まり、“私や僕のクラスの合唱を聴きに来て欲しい!”との生徒諸君の意気込みや希望も反映されていたのだと思われます。体育祭や学園祭、公開授業など学園へお越し頂ける行事は年間を通していろいろありますが、合唱コンはやっぱりすごいなあ、と改めて思われました。

 

考えてみると湘南学園は、在校生や卒業生の保護者の皆様がさまざまな場面でご来園され、多彩な分野でご尽力やお力添えを頂いている私学です。

先週土曜日には、学園全体の「評議員会」が開催されました。年数回のこの会議には30名以上の在校生保護者が評議員として出席されます。そのうち保護者理事として「理事会」で要職を担って頂き、足繁くご来園頂いてくださる方々もおられます。

先週水曜日には、PTAのコーラスサークル「ル・レーヴ」の幼稚園コンサートを見学に行きました。園児達に音楽の素晴らしさを伝える恒例の会であり、語りを交えて園児達がワクワク楽しめる素適な様子を見学させて頂きました。

他にも読書の「くわの実」、茶道の「湘友会」などPTAのサークル活動や、PTA「母の文庫」の運営、機関誌「水の輪」の編集等でも多数の保護者が定期的に来園しておられます。“父親有志”による学園サポーターズクラブは学園教育の様々な環境の改善等で、また常任委員会では秋の大バザーや「てらこや」企画、ヤングアメリンカンズの開催の準備等でもご足労頂く機会がとても多く、感謝の気持ちにたえません。

 

そして湘南学園のカフェテリアは、在校生と卒業生の保護者が独自のNPO法人を発足させ、在校生の健康と成長、憩いある学園生活のために食育の展開を志して運営してくださっています。出勤の日数や時間でも申し訳ないほどの大変なご尽力を重ねられています。

後援会の方々には、中高の国際交流プログラムの実施にあたっても心強いご協力を頂いています。

 

湘南学園は、教職員と保護者の共同経営を柱にして、卒業生同窓会、地域住民の方々など幅広い関係者のお力もお借りして“皆で共に創る”伝統を大事にしてきました。実はあるようで類例のない独自の「スクールアイデンティティ」を持つ私立学校なのです。

縁あってお集まりになった保護者の方々がお気軽に来園して頂き、様々な教育活動でご協力を頂ける学校として更に前進していけたらと思います。どこのご家庭も内外のお仕事でご多忙さが増す現状において、保護者の方々の交流やご親睦をもっと広げていけるような企画やアイデアを改めて出し合っていくことも大事になっていると思われます。