第1045回 2015年中学入学試験をふりかえって

2015年2月7日

今回の中学入試期間は、5日を除いて比較的良い天気に恵まれたといえるでしょうか。5日夜から6日朝にかけては積雪が心配されましたが、集合時刻の頃には結構暖かくなってホッといたしました。D日程の昨日も実受験者133名をお迎えいたしました。塾の先生方も連日多数来園され、昨日も60名以上激励にかけつけて下さいました。

 

今回の中学入試は、5年連続で基本路線を変えずに実施しました。年間を通して学校内外の説明会や相談会、学校行事のご案内を行い、“もてなしと語らい”に努めてまいりました。一定の減少は覚悟しておりましたが、秋の入試説明会や模擬試験までひき続き多数のご家庭にご足労頂きました。

4回の入試のうち、A日程の受験者はほぼ前回並みの人数になりました。B日程とC日程は女子を中心に前回より減少しましたが、実受験者数は予想より多数になりました。B~D日程まで「当日出願」の方々も多くなりました。

昨年は一昨年の実績から合格者数を増やして8年ぶりの1クラス増につながりました。今回は実入学率の高さが予想される中で5クラス体制の基本に留意せざるを得ず、最後のD日程で前回のような厳し過ぎる倍率にならないよう、優遇判定も出来るように考慮いたしました。

 

D日程の手続きは9日までですのでまだ全体像はお伝えできませんが、4回の入試を通して実受験者の合計人数は前回の約9割に達し、各回の競争率は当初の予想よりも高くなりました。

最終日まで本校を第1志望として受験を頑張り続けてこられた数多くの受験生と保護者のご期待に応えることができずに、本当に申し訳ございません。

何度も本校の説明会や学校行事等にご足労頂いた皆様方のお顔が今回もおおぜい浮かんできます。謹んでお詫びを申し上げます。この春に確定されるそれぞれの進路で、どうか希望を新たにして中学生活をスタートしていただくように、心から祈っております。

 

今回の入試では、中2と中1そして高3の在校生がのべ180名近く、補助生徒として様々な入試業務のサポートで頑張ってくれました。仕分け・掲示・巡回・立ち番・移動整理・監督・カフェテリア案内など多くの補助業務に一生懸命とりくんでくれました。集合前や終了後には校舎正門等に並び、心をこめた挨拶に努めてくれました。時にはかつて自分が受験した時の気持ちもこめて笑顔と元気いっぱいの対応を重ねてくれました。

あの関門をくぐっての現在の自分を改めて誇りにして、今後の学園生活を充実させてほしいと願っています。皆さん本当にありがとうございました。

また今回もカフェテリアの営業で、暖かい飲み物や軽食、スイーツなどを特別に用意していただき、保護者の方々にご利用いただきました。

 

最後に感動したことを1つお伝えします。今回の入試期間では、体調を崩して特別受験の扱いを受けた受験生がひとりもいませんでした。ずっと会場に常駐していた保健室の二人の先生も感激していました。

インフルエンザの流行期が今回は早めに来ていたとはいえ、寒い季節に心も身体も緊張いっぱい、大変な勉学の日々を送る中で、全員の皆さんが万全の体調管理を達成して本番で見事に頑張りきったことに、心震える思いになりました。受験生の皆さんの自覚ある生活がまず素晴らしく、おそらくはお母様を始めとしてご家族の皆様の献身的なサポートが積み重ねられてのことだと思われます。

我が子の中学受験を経験した時期も思い起こします。合否結果の伴うつらさこそ拭えませんが、保護者の皆様に申し上げたいです。ここまで本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。