第1048回 新入生の皆さんの招集を前にして
昼間は気温が上がって春めいてきた感じがあります。花粉症の兆候も出てきたのは心配ですが、梅のたよりや春風を楽しみに暮らす時期です。
中学入試が終わって、新入生をお迎えする準備を進めています。本校の場合は最後の日程の入学手続きを9日までとさせていただき、明後日の14日を新入生招集日としております。外部入学生を午前に、内部進学生を午後に分けて、中学入学に際してのガイダンスや事務連絡、学校所定品の予約申し込みなどをまとめて実施させていただきます。
多数の私学でこの時期まで悩むのは、入学辞退のご連絡がいくつかのご家庭から届いて、繰り上げ合格を出すべきかどうかの判断などを迫られることです。
私立中学の入試は、神奈川県の場合は2月1日から連日、午前午後にまたがって多数の入試が重複する形で行われます。受験生と保護者の皆様の多くは、第一志望校、おさえの併願校、難関チャレンジ校などを選んで、複数回受験していかれます。合格発表や繰り上げ発表などに時差があるので、合格通知を得た学校が複数になり、最終的な選択に悩まれることも少なくありません。最近では公立の中高や中等学校も注目を高め、その発表が10日に集まる影響なども加わってきています。
本校は入試日程を5年間変更せずに設定してきました。歴年の実施経過、特に実際に入学された方の日程ごとの割合の推移などを参照し、競合上位校の動向など必要な情報をも求めながら、各回の合否判定を行っています。それでも実施結果は予想の範囲内に収まることもあれば、思わぬ数字に直面することもあります。今年も関連する動きが続いてきました。
ともあれ、明後日は新入生の皆さんと対面できる大切な日です。希望いっぱいに新しい中学生活をスタートできるように、誠意をこめてお迎えしたいと思います。