第1056回 高1の総合学習を受けた教育講演会

2015年2月21日

今日の午後、中高生徒、保護者、教員を対象とした教育講演会が行われます。13時30分から約2時間、中高演示室が会場になります。「学びBLOG」でもすでに紹介されていますが、この通信でも概要をお伝えしたいと思います。

 

高校1年の総合学習は、「Stop! Survival Game!」をテーマに前期と後期を通して行われ、この社会では基本的人権が本当に守られているのかどうかを探ろうと、各班が設けた小テーマにそって現代社会の抱える問題を様々な角度から見つめ直してきました。

その中で特に「教育」に注目した班があり、いま自分達が受けている教育の課題と教育の持つ可能性について問題意識を広げました。そこで今回学んだことの報告も兼ねて、教育講演会を実施したいとの申し出がありました。

今回の講師は、都留文科大教授の佐藤隆先生です。佐藤先生は、仲本学園長先生とともに毎年夏の全学教育研究集会でも指導的なご助言をしてくださり、創立80周年記念誌では学園教育の探求課題について重要なご提起を寄せてくださいました。教育の先進国として名高いフィンランドの教育改革についても研究しておられます。12月に行った「大学模擬授業」では「今求められる“教育”とは?」というテーマで講義をして頂きました。

 

主催する生徒諸君からの報告がまず行われ、続いて「学ぶこと・わかること・生きること~フィンランドに学ぶべきは『学力』なのか~」をテーマに講演が行われます。自分は参加できなくて残念ですが、新しいスタイルの“市民大学講座”に集まった生徒・保護者・教員の間で率直な議論が交わされ、将来への課題意識が共有されることを願っています。

※ 写真は、中3の時の授業の様子とフィンランドの小学生です。