今日は、中学１年生が「学年の日」のイベントで、スポーツ大会を行います。

「学年の日」は、各学年の先生と生徒が学年全体の状況を考えて、クラスと学年のコミュニケーションや協力を深めるために、日帰りまたは１泊２日の幅の中で自由に企画して実施できるイベントです。前回の第１回「中１学年の日」は４月下旬・ＧＷ前に行われた遠足でした。

今回は、各クラスから選ばれた委員の生徒達が話し合いを重ね、全体のプログラムと運営体制について決めていきました。会場は市内の大きな体育館を確保し、めいっぱいのスケジュールが組まれています。

目的は「皆でスポーツを楽しみ、他のクラスに友達の輪を広げ、学校生活をより良いものにしよう。」とされています。ドッジボール、ビーチバレーボール、クラス対抗リレーが行われ、開会式や閉会式、および全体の進行では「学年の日」委員の人達が全体をリードします。

驚くことに各競技の編成では、まずあえて現在のクラスの枠を取り払って、他のクラスの人達とチームを組んで、協力して競技に臨むようになっていました。ドッジボールは８斑、ビーチバレーボールは３７斑及び先生チームに分かれています。最後のクラス対抗リレーだけは、一年間培った各クラスの団結を競い合います。その後にも楽しいレク系の種目が２つ予定されています。

これは、もうすぐやって来るドキドキの「クラス替え」にもつながる工夫であることがわかります。

毎年のクラス替えは生徒にとって不安や緊張を伴いますが、学年全体に友達を広げていく軌跡にもつながることです。

スムーズに中学２年へ移行できるように、スポーツを通じて声かけや協力を広げていけるこの設定に強く共感しました。「総合優勝」といった仕掛けをあえてせずにメンバーシップや友情を強調したイベントなのです。

怪我に気をつけて、皆で存分に身体を動かし、楽しめる一日になることを願っています。

※　写真は､現中１の４月・学年の日、６月・体育祭練習と総合学習の様子です。