第1116回  “湘南学園らしいグローバル教育”を探る全学のつどい

2015年6月5日

明日の6日・土曜日午後に、校内で画期的なイベントが行われます。

「湘南学園らしいグローバル教育」をテーマに、教職員、保護者、卒業生など幅広い学園関係者が集まって意見交流を行い、共通理解を広げ、今後の協力関係を深めていくことが目的とされた、全学的なつどいです。

 

今回は、これまで湘南学園の同窓会が実施してこられた「松ぼっくりフォーラム」と、湘南学園のPTAが実施されてきた「てらこや」。この2つが合同されました。更に湘南学園の後援会と、カフェテリアの出食でお世話になっているNPO法人湘南食育ラボ、そして幼小中高の教員や職員も一同に集まります。各団体の代表者によるパネルディスカッションを中心にしたスケジュールが構想されています。

「スーパーグローバルハイスクール」の「アソシエイト校」に指定された湘南学園中高の取り組みを全学で応援しようとの総意を受け、これを機に「チーム湘南学園」として「湘南学園らしいグローバル教育」を探り、率直な意見交流を行って、全学の教育の充実をはかろうとの主旨です。

これまでの中高の国際教育・グローバル教育の進展は、PTA・後援会・同窓会の様々なご支援なしには具体化することはできませんでした。ホストファミリーの受け入れ、海外からの招待プログラムの拡充、国際ロータリークラブとの提携、新しい海外セミナー向けの視察、教員の視察研修など、多大なお力添えには感謝するばかりです。

 
今回のテーマに沿って、最初の問題提起をして下さるのは朝海和夫様です。学園卒業生でおられ、EUの大使やミャンマー大使を歴任された外交官のスペシャリストです。「グローバル教育の必要性」について、世界各地の実情を踏まえた提起をして下さいます。

続いて行われるディスカッションでは、パネリストの方々の対話を軸にしながら、会場の中高ホールに集まった方々が劇場形式で着席し、“内野と外野”の双方向の討議を展開します。そして最後に学園全体へのアピールが行われて締め括りとなります。

総合司会を担当されるのは、「複眼的思考のすすめ」をテーマにかつて中高生が学ばせて頂いた、鈴木健次様です。学園卒業生でおられ、NHKの幹部として長く第一線で活躍された方であり、放送界のスペシャリストです。

 

このようなスタイルの集いが実現することは、湘南学園という私学の独自性を示しています。今回のイベントは、幼小中高にまたがるの学園生の健やかな成長と豊かな学びを願い、多くの関係者の協議と尽力により「みんなで創る私学」として歩んできた学園の軌跡に沿う、貴重な機会となります。

中高では土曜日午後はいつも部活動や様々なイベントが入ります。5~6月にはPTA総会、オープンキャンパス、学校説明会、校内大学説明会等、評議員会など多様なスケジュールが立て込みます。明日は中間試験の直前であり、学校に残って勉強する生徒もいますし、英語検定試験を校内で受験する生徒達も大勢います。教員には試験問題作成や補習、英検監督の業務もありますが、多数の参加者が期待されます。在校生の保護者や卒業生諸氏で、明日ご都合のつく方々には、ぜひこのイベントに参加していただければと願っております。