第1162回 前期期末試験が本日からスタート
先週は、台風の影響を受けた凄まじい集中豪雨、河川の氾濫や土砂災害による大変な被害の様子に、全国の注目が集まりました。
栃木・茨城・宮城に「大雨特別警報」が発令され、上流の豪雨も集めた鬼怒川などが堤防を決壊させ、広い周辺流域を襲った光景に目を覆うばかりでした。荒れ狂う濁流が家々を巻き込んで破壊し、道路や橋が寸断され、多くの人達がぎりぎりの状況で救出を待つ様子を見て、東日本大震災の惨禍を連想された人も少なくなかったことでしょう。
停電や断水、避難勧告・避難指示に直面した人びとは各地で大変な世帯数になりました。神奈川県内でも、土砂崩れなどの危険に面した地域が少なくありませんでした。
今回犠牲になられた方々に心からお悔やみを申し上げます。暮らしの基盤を奪われた方々も再建への道のりは容易なことではないでしょう。心よりお見舞い申し上げます。
在校生や卒業生も、今回の事実を直視し、防災の課題を自覚して、家族の皆さんのコミュニケ-ションに努めてもらいたいです。
さて、前期期末試験が今日からスタートしました。今週金曜日まで、中学も高校も5日間の連続で様々な科目の試験が実施されます。天気も回復し、例年よりは残暑がつらくない感じなのが救いでしょうか。
中学1年生を例にとると、毎日2科目ずつで10科目。50分の試験が7つ、30分の試験が3つあります。高校では80分の科目もいくつかあります。
試験の終了後は、各学年の生徒諸君がそれぞれ一斉に下校するので、教員のほぼ全員で下校指導を行います。学校前から最寄り駅の周辺までいくつものポイントに分かれて、下校する生徒達に声をかけ、一般の方々に迷惑が少なくなるように努めます。しばらく学校に残って勉強していく生徒もいますが、あまり遅くならないように声をかけます。
中間試験の時のテスト問題も十分に参照して、残された時間をめいっぱい頑張って、どの科目も自分なりに納得できる十分な準備に努められるように願っています。