第1185回 通学マナーの声かけと出会い

2015年10月19日

めっきり涼しくなって、路上に早くも落ち葉を見かけることが多くなりました。朝の通学路もすっかり秋らしい風景になり、かきやみかんが鈴生りの様子にも出会います。

毎朝の登校時には、生活指導の先生方が巡回、分散して登校指導を行っています。最寄りの鵠沼海岸駅から学園まで、信号が1つもなくほぼ直進の恵まれた通学路ですが、道は狭くて人数の多い学園生の通学マナーが問われる状況です。友達とおしゃべりしながら歩いて、他の通行人の方々にご迷惑をかける場面が少なくありません。先日も近隣の方からお叱りのお言葉を頂きました。右側通行と横に広がらない歩行の自覚について、教員一同でくりかえし説諭しています。

 

私自身も、ふだんは在校生の多い時間帯に出勤し、電車内や通学路で注意の声かけを続けています。同時に登下校の時間帯は、在校生といろいろ話せる機会でもあります。独りでいる生徒を中心に声をかけて学校生活の様子などを尋ねるのが日課になっています。ひとりでも多くの在校生と接点を持ちたいと願っています。

先週話してくれたある中1男子の話は嬉しいものでした。クラスの雰囲気や周囲の生徒との関係は小学校時代よりもはるかに良いとのことでした。クラスは明るくて和やかで、安心して自分を出せるそうです。特に担任の先生は優しくて何でも相談できると笑顔で伝えてくれました。あとで担任の先生に尋ねてみると、学園祭では大がかりな出し物の手の込んだ部分をよく担ってくれて、周りとぶつかって言われた時もあったけど、様々なフォローにも恵まれて友達が増えているそうです。

“この学校へ入って良かった”という新入生の声に接するのは特に嬉しいことです。個々にいろいろつらい事があっても、どこかで皆さんにそう思ってもらえるように教員一同励んでいきたいと思います。