今週火曜日のランチで知った、食育の取り組みの一例を紹介いたします。

中学３年生の家庭科では、「郷土料理」と「神奈川の食材」をテーマにして、レポートが夏休みの課題として出されました。提出された中から、家庭科の先生とカフェテリアを運営される「湘南食育ラボ」のスタッフの方々が相談して、いくつかの郷土料理について実際にランチメニューに加えよう！ということになりました。

そこで実現した１メニューが先日出されたのです。メインは「芋煮汁」です。「もずくの炊き込みご飯」と「オレンジゼリー」がついて、秋の季節感が満載のすてきなランチでした。実際に食べてみて、美味しくて心まで温まる一品でした。当日の中学１年クラスランチでも、このメニューが提供されました。

ちなみに「芋煮汁」と「炊き込みご飯」には、もずく・人参・油揚げ・ねぎ・生姜・ごま・里芋・牛肉・こんにゃく・しめじ・大根・白菜・ごぼう・鰹節・煮干し・昆布などが入っていました。何とヘルシーな内容でしょう。

当日のもう一つのメニューは、「小松菜ときのこのクリームパスタ」＆「ミニサラダ」＆「オレンジゼリー」でした。選ぶのが悩ましい人達も少なくなかったことでしょう。

芋煮汁は山形産の郷土料理として有名です。この他にもこれから中３生のレポートを受けた郷土料理が、時々ラインアップされます。生徒達はそのどれかを実際に食べてレポートを出すことにもなっているようです。

さらに中学２年生の家庭科では、「旬の食材」メニューの提供が、今日から行われます。扱う食材はまさに今が旬の＜秋刀魚＞です。ラボスタッフによる魚のさばき方、栄養士による講義など、実習と食事がセットになった授業が行われます。中３は増子先生、中２はチーフの坂元先生と滑川先生が担当されています。

このように特に家庭科の授業では、調理実習の時間も豊富に設けながら、カフェテリアとチームを組んで、独自の食育を展開しています。湘南学園カフェテリアの毎月の献立表などは、カフェテリアのページや中高トップページからすぐご覧になれます。ぜひお目通しいただければありがたいです。

※　カフェテリアにおける、後片付けの様子です。整然と並んで食器類を洗い、流し台に入れるまで学園生はきちんとしています！