今日から、高２の研修旅行が始まります。けさはその出発を見送りに行ってきます。全国４方面に分散するそれぞれのコースの概要を紹介しましょう。

東北コースは、宮城県から岩手県へと、東日本大震災で大きな被害を受けた地域や東北の伝統的な農業地域をめぐります。女川や雄勝で震災学習を行い、漁師さんと船で漁体験の機会もあり、中尊寺や平泉を経由して、遠野では民家に連泊して牛馬のお世話や畑の片付け・秋じまいなどのお手伝いをさせて頂きます。住民の方々との深い触れ合いが続くことでしょう。

関西コースは、伊勢・熊野・奈良・京都を知ることで、日本の歴史や伝統を再発見することが主題です。伊勢神宮、鳥羽を経て、熊野の那智大社・青岸渡寺などを熊野古道を巡って訪れます。信貴山の宿坊に泊まり、奈良公園、東大寺、延暦寺を経て陶器製作などに挑みます。京都市内では班別にタクシーで研修行動を行って帰路につきます。

四国コースは、空路で高知に入ります。ﾄﾞﾙﾌｨﾝｾﾝﾀｰやｼﾞｵﾊﾟｰｸを経て特産品ゆずで有名な東部の馬路村へ行きます。ゆず収穫や林業、釣りなど終日の体験学習や民家の夕食が楽しみです。西部の黒潮町へ移動してかつおたたき作りを体験し、四万十市内の地域で２泊の民泊により、カヌー体験や民家の家業体験を行います。高知城見学、班別自主行動をして帰ります。

九州コースは、空路で福岡に入り、太宰府天満宮や唐津城を経て民泊先の松浦市の島へ行きます。「ほんなもん体験」と銘打たれた漁業・農林業体験が楽しみです。イルカウォッチングや雲仙地獄めぐり、雲仙災害記念館、みずなし本陣ふかえなど経て、長崎の平和公園や原爆資料館を訪問します。稲佐山夜景、市内班別自主行動を経て、長崎から空路で帰ります。

今年は北海道や沖縄のコースが外れて、東北コースが新設されました。どのコースもバス１台で廻れる人数規模なので、訪問先も多彩に組まれています。これまでの総合学習とのつながりに留意して内容が組まれています。

天候の推移が心配されますが、要所要所でなるべく良い天気に恵まれることを祈るばかりです。皆さんの健康と「一路平安」で最高の旅行になるように願っています。

※    写真は、これまでの高２研修旅行の様子からです。