第1213回 クラス委員会と風紀環境委員会の様子から

2015年11月25日

今日は、最近の生徒会の委員会活動の様子から紹介します。

先週の「学びBLOG」でも発信されていましたが(ぜひこちらもお読み下さい!)、中学クラス委員会では合唱コンクールの賞のあり方をめぐって、白熱した話し合いが続いてきました。中2生や中1生が先輩の中3生に向かってきちんと発言する場面も増え、緊張感をもった論議が展開されました。その中で合唱コンクールの在り方についての理解を深め合い、自分達の大切な学校行事としてさらに素晴らしいものにしたいとの思いを共有したようです。

クラス委員会に前後して、合唱コンクール実行委員会も議論を重ねています。クラス委員会に対してどんな論点を示し、各クラスの話し合いを活性化しようかと思案しているのです。“話し合うことってこんなに面白い!”という感想が寄せられていることを聞きました。“協議する力・協同する力”が確実に全校的に育っていることを頼もしく感じます。

 

また風紀環境委員会では、来月の「通学路マナー向上週間」の再開へ向けた話し合いがなされています。

先日は風紀環境委員長の高2神谷高雅君から、画期的な「風紀通信」が発行されました。「ひとりひとりの意識を変えよう!」と題して全校生へのメッセージが記されています。道を広がって歩いたり大声で話したりして近隣の方々に迷惑をかけている実態を指摘し、「通学路には様々な方がいらっしゃるので我々生徒も相手の気持ちを考えながら行動できるように心がけよう」「向上週間のない時も必ず改善される問題であり、今日の帰りの下校から是非ひとりひとり意識してみてほしい」と呼びかけています。

 

学校生活や学校行事を自分達や生徒全体のテーマとして受けとめ、自覚して協力していこうとする姿勢が伝わってきます。

いずれ広い世の中に出ていく次世代の生徒達にとって、持続可能な社会の担い手となる上で、学校時代にこのような経験を重ねることは大切なことではないでしょうか。我々教員には気づかないような発想や視点に接することもあります。こうした地道な生徒会活動への指導をひきつづき大事にしていきたいと思います。