第1232回 第12回カナダセミナー&第7回オーストラリアセミナー

2015年12月17日

私にとって人生初の海外渡航は、新婚旅行の中国への旅でした。約30年前のことですが、飛行機に乗るのも初めてでした。機体が離陸する時、不覚にも大声を出して興奮したのを思い出します。学生時代までの貯金で中国語を少し話せて、妻と街中をいろいろ歩き回る行動力がありました。当時の中国は「人民服と自転車」がシンボルの時代だったといえるでしょう。社会の様子はまだ地味でしたが発展へ向かう活力があり、グルメを楽しみ、風光明媚なスポットや歴史的名所を巡覧しました。

教員になって業務との関係で渡航できた国は、これまでカナダ・豪州・韓国・アメリカまでです。飛行機にも慣れ、英語のスキルアップの重要性をその都度痛感してきました。

 

今日は、来年夏に実施される「カナダセミナー」及び「オーストラリアセミナー」を改めて紹介します。共に説明会が今週土曜日にホールで行われます。その間には同じく夏に実施される「第3回ポーランド・リトアニア歴史ツアー」に関する簡単なアナウンスも予定されています。

カナダセミナーと豪州セミナーは、毎年7月下旬に同じ日のスタートで、それぞれ約2週間の設定で実施しています。次年度も同様です。

カナダセミナーは、次年度高2・高1・中3の生徒が対象で、今回は第12回を迎えます。西部アルバータ州、ロッキー山脈の大自然と素晴らしい景観に恵まれたエアドリー市で生活します。ESLで英語を学び、カナダならではの多彩な校外活動が用意されます。英語レッスンも野外アクティビティも、現地の中高生との交流がふんだんに組まれます。英語力にやや自信がなくても参加でき、英語のスキルと意欲の大アップが期待できる魅力的なセミナーです。

オーストラリアセミナーは、次年度高2と高1の生徒が対象で、今回が第7回になります。このセミナーは学力考査を経て参加者を選出します。メルボルン市のノックス校における授業と様々な交流プログラムを経験し、ホームステイは一人を基本にします。現地の生徒達や家族の方々とのコミュニケーションは相当に深まります。本校と友好協定を結ぶノックス校とは、秋に豪州からのジャパンツアー受け入れを交換で行っています。個人留学の相互往来も定着し、来年2~3月にも学園高校生の男女3名が、学内選考を通過して約2か月の留学で豪州&ノックス校へ向かいます。

 

英語圏ではこの他に春休みの英国セミナーも用意しています。どのプログラムでも、毎年参加した諸君は大きな感動と達成感を得て、その後の学習や交流への意欲を高めました。どのセミナーを選ぶかお迷いのケースもあることを踏まえて、前回の様子も詳しく紹介しながら連続で説明会を設けています。

これからも、本校の海外セミナーは、グローバル社会の進展を視野に入れてセミナーの充実を図ります。英語圏の訪問国を中心に、異なる文化と社会に暮らす同世代の若者や地域住民の方々との交流を豊かに展開するのは、その全体の基本となるプログラムです。