第1251回 感動いっぱいの合唱コンクール!
先週金曜日に第26回合唱コンクールが行われました。今日はその様子をお伝えします。午前に高校の部、午後に中学の部とほぼ例年通りのスケジュールでしたが、学園生の熱唱に感動の連続でした。一年間を共にしたクラスメイトが心と力を合わせて歌う姿に心をゆさぶられ、元気をもらいました。
まず高校です。高2はクラスどうしで競い合う高校生活最後の学校行事です。高1は中学3年間の経験を踏まえて高2の先輩達と同じ舞台で挑む機会です。
全部で10クラス、どのクラスも熱気あふれる合唱を聴かせてくれました。圧巻のコーラスが多く、あの短い練習期間でよくぞここまでと感服しました。女子の声量や表現力がまず素晴らしいです。中学時代とは見違えるように熱い男子の姿にもいろいろ気づき、高校生への成長ぶりに深く感動します。
中学生全員にやっぱり高校の部を、混声合唱の迫力を聴かせたい!と今回も強く思われました。全体合唱はタイムリーにSMAPの『世界に一つだけの花』でした。保護者席を向いて仲間と組んで存分に歌う姿は微笑ましいばかりです。各クラスのPRビデオも楽しいプレゼンを披露してくれました。
次に中学です。まず中2から始まり次の中1へ続きましたが、声変わりを迎える男声の影響も少なく、どのクラスも団結して堂々と熱唱し、全体のレベルアップに驚きました。中3はさすがに男声が迫力を増し、編曲も工夫するなどして本格的な混声合唱が立派でした。今年の中学アンコールは、中3の指定ではなく3学年の金賞最高得点のクラスとされたこともあり、更に気合いを入れたことでしょう。合唱部のコーラス披露は審査の協議でまた聴けなかったのが残念です。
今年はわりと暖冬だったのが最近急に寒くなり、風邪やインフルエンザが心配されました。例年よりは欠席者が少なかったのは良かったですが、合唱前のクラス紹介ではここに揃えなかった仲間の分も頑張りたいとのコメントが印象的でした。一発芸中心のトークも楽しいですが、級友や担任の先生への感謝、選曲への思いなどを堂々と語るクラスも多く、特に中1や中2の低学年で立派な紹介スピーチをするペアが多かったのはとても頼もしく感じました。
審査講評は、高校を松田先生が、中学を居森先生が担当されました。本番でしっかり成果を発揮できたと評価され。楽譜を正確にたどって合唱する大切さと、歌詞を皆で読み込んで共有して表現する重要性、そのつながりを指導されました。二人の音楽の先生は連日夜遅くまで各クラスの練習を巡回し、指導や助言を重ねてきました。それぞれの練習過程も振り返りつつ、本番の細部の出来まで注目していました。
また入賞の枠が少ないゆえに、受賞できなかったクラスへの労りが語られました。あのクラスも入賞出来ないなんて!との切ない気持ちは、私も審査員メンバーとして心残りが強いです。皆で力を合わせた経験をどのクラスも大事にして、指揮者や伴奏者、パートリーダーや合唱委員など頑張った仲間をねぎらい合ってもらいたいです。
本番直前の最終練習と声の掛け合いでホワイエ等を巡回すると強い感動に包まれます。全体の鑑賞態度も立派です。会場前に集合した生徒達の場内誘導、本番中の各クラス移動指示、審査発表と表彰、最後の客席清掃まで全て「生徒達が主体」の運営ぶりは本当に見事なものです。
今回も実に多数の保護者や外来の皆様方にご来場ご鑑賞頂きまして、誠にありがとうございました。特にご感想などございましたら何らかの形でもお寄せ下されば幸いです。伝統ある湘南学園中高の合唱コンクール、自主性あふれる学園生の姿を今回も改めて強く誇らしく思いました。
以下は今年度の入賞クラスです。
【高校の部】
金 賞 高1A (無伴奏混声合唱のための「カウボーイ・ポップ」より)ヒスイ
銀 賞 高2E ほらね、
銅 賞 高2A 輝くために
審査員特別賞 高2D 時を越えて
【中学の部】
中2 金賞 中2A 3月9日
銀賞 中2E プレゼント
中1 金賞 中1C Best Friend
銀賞 中1E 何度でも
中3 金賞 中3A Over Drive(中学アンコール)
銀賞 中3B 3月9日
PRカット賞 中3E